蝶が舞い始めたバタフライガーデン。
少し無粋だとは思うけれど、蛹の保護と観察の為に幾つかネットがかかっている。
吸蜜に訪れる蝶の為に、ここにはスイカズラも育つ。
▲ スイカズラの長い花筒には腺毛、触れるとべたつく。▼
(2018.05.27 須磨離宮公園)
☆
もう咲いていた。
毎年そう感じる。
蔓が伸び始めていることにも気がつかないうちに
どこからかスイカズラの匂いが漂ってくる。
秋のキンモクセイと同じだ。
今年もそうだった。
▲ 蕾や開花直後の花筒には、腺毛が目立つ。
▲ 丸い粒は、同じように茂みを作っているエビヅルの蕾。
▲ 花期の終わり、萎れる前に黄橙色に変わる。
金銀木などと呼ばれているようだけど、似つかわしくない。
やはり、スイカズラはすいかずら。▼
▲ おしべ5、めしべの柱頭は黄緑色。▼
▲ 花は二個ずつ揃って咲く。左右に小さな葉のように見える苞。
蔓が伸び上がり、二つずつが咲き上がってゆくから、絡まるものがないと混み合ってくる。▼
▲ 蕾にはかなり目立つ腺毛、開花後の花筒にもハッキリと残る。
▲ 花期の終わり、花筒は黄橙に、黄緑色のめしべも汚れる。
黄橙から橙に変わり、めしべを残して萎れてゆく。▼
▲ この状態まで萎れると花筒の腺毛は開花初期と比べると目立たなくなる。▼
スイカズラ(吸い葛) スイカズラ科スイカズラ属 Lonicera japonica
(2018.05.20 松江)
☆
▲ スイカズラの果実
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冬芽 スイカズラ ロニセラ・ヘクロッティ ロニセラ・ニチダ ツキヌキニンドウ
スイカズラの素敵なところ・・・
たくさんあるのですd(^ー゜*)ネッ!
花筒の腺毛…何と美しいのでしょう。
雄しべの先の花粉…何と美しいのでしょう。
其処此処に見ているようで見ていなかった部分が
たくさんあることに気がつきました。
目に映るものとても新鮮で何か別の物を見ているかのようでした。
ありがとうございます。
面白いと感じなければ素通りでしょうね。
だからせっかく自分で面白いなと感じたものには幾つも見どころがある、
と言うよりも、じっくりと見ているだけでも面白いものだと感じます。
だから同じものばかり撮って…と言われるのですが、
自分の好きにもの、面白いと思うものなら何度も撮ってしまいます。
そのたびに何が面白いと感じたのかが少しずつ分かってくる気がしています。
あれもこれもの好奇心も大事な事だとは思うのですが
中に自分に合うものが一つ二つでもあればいいや…と思うので
近場で直ぐに出掛けられる場所、直ぐに見つけられるもので満足しています。
知らないことが多いから、あちこち出掛けるよりは時間も使えますし。