広大な草むら。
自然に任せている内に、それぞれに枯れてゆく。
枯れ果てる前にキンエノコロは刺毛が輝く。
ここでは一部は刈り取られ始めている。
(2019.10.01 明石西公園)
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広大な草むらになってしまった場所で
今年はキンエノコロとブタクサが猛威を奮っている。
いつも気がかりなのだけれど、最近ではこの画像のように穂が長く
刺毛が紫がかったくすんだ褐色のものが増えている。
キンエノコロと区別するとすれば、やはりこれはコツブキンエノコロと言うことになるのだろう。
(2019.09.17 明石西公園)
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コツブキンエノコロ(小粒金狗尾) イネ科エノコログサ属 Setaria pallide-fusca
キンエノコロ(金狗尾)Setaria glauca(= Setaria pumila)
(2019.09.14 明石西公園)
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花序には『小穂(しょうすい)』と名付けられた構造物がつく。
小穂の基部には『苞穎(ほうえい)』と呼ばれる変形した葉がある。
苞穎の上に『小花(しょうか)』がある。
小花は『小軸(しょうじく)』でつながっている。
小花には『護穎(ごえい)』『内穎(ないえい)』に包まれた、おしべ・めしべがある。
護穎や苞穎についている細長い突起物は『芒(のぎ)』と呼ばれている。
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
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アキノエノコログサ(秋の狗尾草)キンエノコロ(金狗尾)ムラサキエノコログサ(紫狗尾草)
ムラサキエノコログサ(紫狗尾草) エノコログサ(狗尾草) キンエノコロ(金狗尾) アキノエノコログサ(秋の狗尾草)
エノコログサって色々あるのですね。
種類もそうですが部分の名称も憶えなければと思います。
セイバンモロコシの時に教えていただきましたが
こちらも何だか難しそうな名前がいっぱいですね。
画像を見させていただいてあまりの美しさに見入ってしまいました。
きらきら輝く刺毛に感動しました。
これから少しづつ憶えられたらと思います。
それ以上に、花で親しんだ?パーツ名称が違っていて
それを一つ一つ覚えてゆくのはかなり苦労することになるでしょうね。
だからそれぞれのパーツ名など、ゆっくりと覚える事にして
刺毛がきれいに輝いている…のをのんびり眺めていたいです。