エノコログサの小穂の柄にある突起物は芒ではなく
花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
キンエノコロの刺毛は、陽を翳すと金色に輝く。
キンエノコロに比べて花穂が細く、先が垂れる傾向のあるものを
コツブキンエノコロとして区別する考えもあるそうで
この草はらでは二種類が茂っているようだ。
▲ 花穂はしっかりしているのだが、細身なのでキンエノコロとは違って垂れる傾向がある。▼
▲ 伸びた小穂は長く、垂れ気味になる。▼
キンエノコロ(金狗尾)イネ科エノコログサ属 Setaria glauca(= Setaria pumila)
コツブキンエノコロ Setaria pallide-fusca
(2019.09.12 明石西公園)
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花序には『小穂(しょうすい)』と名付けられた構造物がつく。
小穂の基部には『苞穎(ほうえい)』と呼ばれる変形した葉がある。
苞穎の上に『小花(しょうか)』がある。
小花は『小軸(しょうじく)』でつながっている。
小花には『護穎(ごえい)』『内穎(ないえい)』に包まれた、おしべ・めしべがある。
護穎や苞穎についている細長い突起物は『芒(のぎ)』と呼ばれている。
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
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アキノエノコログサ(秋の狗尾草)キンエノコロ(金狗尾)ムラサキエノコログサ(紫狗尾草)
ムラサキエノコログサ エノコログサ キンエノコロ アキノエノコログサ オオエノコログサ
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