HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ムラサキエノコログサ(紫狗尾草)

2019-09-14 | イネ・カヤツリグサ・シダ類など

刺毛の色で区別することは確かに意味の無いことかも知れない。














▲ ここではキンエノコロも混じっている。▼







(2019.09.14 立石)












ムラサキエノコログサ(紫狗尾草)
 イネ科エノコログサ属 Setaria viridis f. misera
エノコログサ(狗尾草)Setaria viridis の一品種
(2019.09.11 明石公園)


▲ ムラサキエノコログサ(紫狗尾草)

再掲 【イネ科植物に関する用語】
イネ科植物では他の植物の茎にあたるものを『(かん)』と呼び、その先に花序を付ける。
花序には三種類ある。
穂状花序 花序の中軸(花序の中央の軸)に柄の無い小穂がつく。
総状花序 中軸から枝分かれの無い柄が出てそこに小穂がつく。
この二つを合わせて『(そう)』と呼ぶ。
円錐花序 中軸から枝が出て枝分かれした先に小穂がつくもの。
通常、花序の下部で枝が長く枝分かれも多いので、外見が円錐状に見える。

花序には『小穂(しょうすい)』と名付けられた構造物がつく。
小穂の基部には『苞穎(ほうえい)』と呼ばれる変形した葉がある。
苞穎の上に『小花(しょうか)』がある。
小花は『小軸(しょうじく)』でつながっている。
小花には『護穎(ごえい)』『内穎(ないえい)』に包まれた、おしべ・めしべがある。
護穎や苞穎についている細長い突起物は『(のぎ)』と呼ばれている。
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
イネ科の葉は互生、稈を抱く『葉鞘(ようしょう)』と、平らな部分『葉身(ようしん)』で構成されている。
葉鞘と葉身の間には『葉舌(ようぜつ)』と名付けられた膜状の構造がある。
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アキノエノコログサ(秋の狗尾草)キンエノコロ(金狗尾)ムラサキエノコログサ(紫狗尾草)
ムラサキエノコログサ
 エノコログサ キンエノコロ アキノエノコログサ オオエノコログサ




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