並木というには樹は少なかったけれど
それでも剛ノ池の北側で風に揺らいでいた細い枝は、太い幹と共に消えた。
その根元には真冬になってもいつもタンポポが咲いていた。
(2018.12.17 明石公園)
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これは赤実。
そう思いながらセイヨウタンポポの種子とは
少し色が違っている綿毛を見つける。
アカミタンポポ(赤実蒲公英)キク科タンポポ属 Taraxacum laevigatum
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セイヨウタンポポ(西洋蒲公英) Taraxacum officinale
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▲ 花は同じだと思う。
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【タンポポの綿毛】
キク科で一括りしてしまう人が増えたせいだろうか。
タンポポも確かにキク科だし、綿毛に乗せて種子を飛ばすキク科の花も多い。
キク科で一括りしてしまうと、花の構造の違いや種子を飛ばすための綿毛までは区別出来ない。
キク科の下位にキク亜科、タンポポ亜科(他にアザミ亜科を含めて12にも細分化されている)
キク亜科は、舌状花と筒状花から構成され、タンポポ亜科は舌状花のみで構成されている。
だからキク亜科の綿毛とタンポポ亜科の綿毛は分類上では違っている。
「野菊」と総称されている花が飛ばす綿毛を見て、タンポポの綿毛…等と言うのは植物に詳しくない人だ。
(2018.12.10 北王子町)
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セイヨウタンポポ シロバナタンポポ カンサイタンポポ
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