
三年前からだったろうか、ここの桜に名前が表示されるようになった。
ウメとは違って、素性がハッキリとしているのだろう。
『啓翁桜』、支那実桜と彼岸桜を交配したものとされている。
サクラ ケイオウザクラ(啓翁桜)バラ科サクラ属 Prunus x subhirtella 'Keiou-zakura'
シナミザクラとコヒガンザクラの交配種
「敬翁桜」と書かれることも多い。
「東海桜」、「岳南桜」なども同種とされているそうだが詳細や判別基準などは混乱している。
ヒガンザクラ(コヒガンザクラ)はエドヒガンとマメザクラの自然交配種。
(2020.03.16 須磨離宮公園)
☆
開花直後はかなり白っぽい。ほかの桜同様に花期の終わりには花弁の底が赤みを帯びる。
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ケイオウザクラ2019 ケイオウザクラ2017 ケイオウザクラ2016
シナミザクラ2020
ケイオウザクラですか・・・まだ見たことがありません。
可愛らしい感じがしますが少し小振りなのでしょうか?
優しそうな色合いに見惚れています。
良く晴れて青い空の下で良かったですね。
時折り雫が光ってとても素敵です。
コヒガンザクラがエドヒガンとマメザクラの自然交雑が起源ですから、赤みがかって少し小振り…なのでしょう。
このサクラ、早咲きなので「切り花」として使われる事も多いようです。
関西では「敬翁桜」と書かれている事もありますが、作出者の名前の一字を取ったものなので「啓翁」が正しい…と言われています。
サクラは、幾つもの交配、交雑、変異種が綯い交ぜになっているのでどうなります一つ一つ覚え始めると際限なく広がってしまうでしょうね。
だから、お気に入りだけを少し違った見方で覚えておくことにしています。
名前がわかる時って心が晴々して、とても嬉しいです。
ケイオウザクラ(啓翁桜・敬翁桜)。
忘れられない桜になりました。
ありがとうございました。
名前調べの原点はそこにあると思うのですが公園でも植物園でも
記録がないものも多いので正しい名前にたどり着くのには苦労するようです。
園芸的な名前が付けられていると、同じ種類だと思っても別の名札が付けられていたりしますね。
斯く斯く然々の理由で、などと言っても現物を確かめなくては軽々しくは
決められないのだと思いつつ、特徴を少しずつ例示しながら覚えることにしています。