こんなところで?と思うような場所だった。
草むらが広がっているだけの護岸堤防の土手。
橋から一段低くなった道路との間には
雑多な草が生えているし、時折草刈りはされている。
この場所ではアツミゲシが広がっていた時期もあるし
今年はキクノハアオイが異様に広がっていた。
その場所でウマノスズクサ、今までに一度も見たことが無い。
伸びきった蓬の枝に絡みついているものもあるのだが
草丈のあるものは全く無い場所。
お互いに絡みあって広がっている。
他の草も広がっているけれど、かなりの茂みになっている。
特徴的な葉だけでも見分けられるのだけれど
この花姿は一度見つけると覚えられる姿。
細い葉は、メドハギ。
絡みつくモノはヨモギしか無いから、次々と匍匐して広がって行くしか無い。
蕾、膨らんでいる部分におしべとめしべ。
開花直前。
蔓の節間から葉、花茎、そこから新しい蔓も伸びてゆく。
蓬に絡まっている。
全草に異臭、人には好き嫌いがあるだろうけれど
この臭いに昆虫は誘われる…と説明されている。
花筒の下におしべ、めしべのある「袋」、受粉後には花柄を残して花は萎れ落ちる。
花筒には下向きの毛が密集している。
花筒の上部には二ヶ所に蜜標。
ウマノスズクサ(馬の鈴草)ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属 Aristolochia debilis
(2017.07.03 明石川)
☆
アリマウマノスズクサ
オオバウマノスズクサ
アリストロキア フィンブリアータ
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別の日のウマノスズクサ アリマウマノスズクサ
ウマノスズクサ…すっごく良くわかります。
こんなに綺麗に撮れたら最高ですね。
色々な植物と一緒ですね。
2か所に蜜標・・・知りませんでした。
正面から見るとこの蜜標が目のようの見えて
笑っている顏やびっくりした顔に見えてくるんですよ・・・
可愛くて笑っちゃいます★☆(*^▽^*)★☆キャハハ♪♪
誘われて入った虫さんは確か
下向きの細かい毛が萎縮してからでないと脱出できないのですよね?
その間はどれくらいあるのでしょうね。
とても狭そうに感じるのですが大丈夫なのでしょうか・・・
余計な心配ですよね。
いつもありがとうございます。
幼虫が素敵な美しい蝶になるのも間もなくですね。
と~っても楽しみですねヽ(*⌒o⌒)人(⌒-⌒*)v
何度もその土手には足を運んでいるのですが、今まで見なかったことが不思議です。
今年初めて広がったとは思えない広がりでしたから、たまたま広がっている頃に足を運んでいなかったのでしょう。
ジャコウアゲハの食草、すぐに幼虫を探しました。
草むらになってしまっているので早晩、草刈りが入るでしょうからしっかり疎開させました。
羽化までは二週間程度、私も楽しみにしています。