ナンテンの葉は大きい。
▲ ナンテンの葉は大きい、長い葉柄から小葉が対で出ている。▼
▲ ナンテンの葉は奇数三出複葉、それぞれにまた複数の小葉が出る。▼
▲ 上の画像では多くの小葉を持つ二枚の葉が出ていることになる。
▲ 複数の葉が集まって一枚の大きな葉を形成している。基部から三回左右に枝分かれして、これが最後の葉になる。
(2019.01.08 和坂)
☆
日当たりの良い場所に育つナンテンの葉が赤い。
果実はまだ残っている。
▲ シロミノナンテン、キミノナンテン、いずれの呼び名も使われる。
赤いナンテンの葉は赤く焼けるのだけれど、この葉は赤く焼けないのだろうか、緑のままだ。▼
▲ 葉も葉柄も、果実も赤い。▼
▲ 若い葉、赤くなるのだろうか。
本来、ナンテンは日陰で育つ植物、それでも日当たりで育った葉は赤く焼ける。▼
▲ 果実の落ちた痕、かなり目立つ。
ナンテンの果実は赤い果皮の中に半円型の種子が二個合わさって球形を作っている。▼
▲ 小葉の落ちた痕。やはり三方向の葉痕。
▲ ナンテンの葉は奇数三出複葉、幾つもの小葉を持つ大きな複葉なので葉柄もそれを支える分太い。
葉柄基部では三方向に複葉を分けるので全体が落ちた痕がこのように残る。▼
▲ 「一枚の葉」の先端部分。葉の全体はこの画像全体よりも大きい。
▲ 去年の葉痕。かなり大きな複葉なので、葉痕も大きい。▼
ナンテン(南天) メギ科ナンテン属 Nandina domestica
(2019.01.07 須磨離宮公園)
ナンテンは乾燥させた実は、漢方では南天実(なんてんじつ)と呼ばれているし、のど飴で有名になっている。
確かに薬効は多いそうだが、有毒成分であるアルカロイドのドメスチンが含まれているので
大量の摂食は害、鳥もそのことを知っているのだろうか、一斉には減らない。
葉にもナンジニンと言う物質が含まれるが
赤飯などの飾りに使われるのは熱と反応して防腐効果のあるチアン水素(当然これも有害)を発生するからだそうだ。
ナンテンの赤い実に似た、ナナカマドはヤマナンテン、イイギリはナンテンギリの別名を持つ。
☆
▲ ナンテンの花 未熟な果実も見える。
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ナンテンの花 ナンテンの果実 ナンテンの葉
ナンテンは色々ですごいんですね。
お花から赤い果実・紅葉する葉・
大きな葉が素敵です。
小葉が3方向に落ちた後・・・
これって何故か大好きなんです。
そして白い果実もあるのですね。
美しくて見ても楽しめるしのど飴になったり
お赤飯に飾られたり最高ですね。
「ナナカマドはヤマナンテン」
「イイギリはナンテンギリ」
そうなんですね~^^
ありがとうございました。
『小葉が3方向に落ちた後』ではなくて、目立つ葉痕は、三枚の複葉が落ちた痕。
昨日撮った画像で別ページに、複葉の説明図を作りました。
難しいですが、センダンやニワウルシ同様にナンテンも複葉です。
全体が一つの葉の単位で、そこに普通の葉が幾つか付いている形態です。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/784b68e1a5ea4f777f2272ee7db08482
「三枚の複葉が落ちた痕」・・・
本当にありがとうございます。
良く目立ってカッコイイですから
小さい頃から大好きでした。
丁寧に教えていただきましてとっても嬉しいです。
ありがとうございます。
ですから、あっそうだった…と気がついた時にはもう一度復習します。
そうして自分の間違いに気づくことも多いですから
覚えているつもりの事は、必ず繰り返し…ですね。
ナンテンの複葉、大きな葉が三枚出ているところをじっくり撮ったのははじめてです。