公園の中に数本、アオギリの低い幼苗。
植えられたものではなさそうだ。
▲ 側芽は頂芽に比べて小さく、葉痕は面長。葉痕の上に切り傷のように見えるのは托葉痕。▼
(2019.01.22 王子町)
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果実はひとかたまり、しばらくすると5つに分果する。
熟すに従って果実の先端部が離れる。
さらに熟して乾燥が進むと
やがて果実についた翼(果皮)と一緒に種子が風によって散布される。
種子が果皮と一緒に枝を離れた痕が残る。
▲ 種子が果皮と一緒に枝を離れた痕が星形に残る。
果実が5つに分果した証左だ。▼
アオギリ(青桐、梧桐) アオイ(←アオギリ)科アオギリ属 Firmiana simplex
APG分類体系では、アオギリ科、シナノキ科、パンヤ科はアオイ科に分類変更されている。
(2019.01.17 明石西公園)
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▲ 5つの内、3つは枝を離れ、その痕が残っている。残されたのは2個。
▲ アオギリ、花の頃 アオギリは雌雄同株・異花、中央に雄花、その右が雌花。
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春の花盛り 夏の果実 秋の果実 冬姿 冬芽・葉痕
アオギリ...見れば見るほど素敵ですね。
お花の頃から果実・種子・葉痕・頂生側芽・托葉痕
色々見させていただき興奮状態です。
果実が5つに分果し落ちた後には星空が広がり
三つが落ちて二つになったところ・・・
こんなのを見ることができたらきっと幸せになれますね。
今年は忘れずにどれか一つでも見ることができたらと今から楽しみです。
ありがとうございました。
撮り始めてから面白くなるものもありますね。
このアオギリも、ネット上では必ずと言って良いほどに
「被爆アオギリ」の言葉と共に画像が載せられています。
判で押したような言葉が並んでいたりして好きにはなれなかったのですが
果実の面白さには興味が沸いて、やはり撮り続けていますね。
純粋に植物に対しての興味だけでは長続きしない…と言われますが
むしろあれこれと蘊蓄傾けながらの方が骨が折れそうで、単純明快な方が良いですね。