花弁に黄色のカロチノイドと緑色のクロロフィルを含む葉緑素を持つサクラ。
サトザクラの品種として著名な「鬱金」「御衣黄」は似ている。
クロロフィルの多少で色合いはかなり違って見える。
「鬱金」は少ないので黄緑色、ギョイコウは多いので濃緑色に見えるのだと言われている。
貴崎では「ウコンザクラ」の名札が下げられているので、田町の植栽もウコンに訂正した。
▲ この枝の側芽は殆ど葉芽だと感じる。▼
サクラ ウコン（鬱金） Purunus lannensiana cv. 'Glandiflora' が植物分類学上の名称。
Purunus lannensiana var. speciosa はオオシマザクラの学名。
だから「ウコン」はオオシマザクラ系の園芸品種名で「ウコン桜」はその俗称と言うことになる。
（2022.01.10 貴崎町）
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【ウコン 違話】
高校時代、一年後輩に才色兼備の橘悦子がいた。
同窓の間ではこの後輩を「眉目秀麗・頭脳明晰」と噂し、武本は「右近」と名付けた。
京都御所にある紫宸殿正面の階段から見て、左にある桜に相対する樹、右にある橘の樹の意味である。
「さつきまつ 花橘の香をかげば 昔の人の 袖の香ぞする」古今集
四文字熟語に嵌まっていたから、眉目秀麗は男に対しての言葉だ、女には明眸皓歯の方が適語だ等と、
それで無くても騒々しかった朝の通学路は騒々しくなった。
エッセイ「人丸山東坂」の章を読み返すまでもなく50年以上も昔の事になる。
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▲ 2018.04.14 貴崎町 ▲
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サクラ（カンザン セキヤマ・関山） サクラ（フゲンゾウ・普賢象）
サクラ（イチヨウ・一葉）
サクラ（スマウラフゲンゾウ・須磨浦普賢象）
サトザクラ（御衣黄） サクラ 御衣黄→鬱金 サクラ（ウコン・鬱金）
サトザクラ 御衣黄→鬱金