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ウコンと聞いて、桜は左近の桜だろ??、
などと言うのは洒落のわかる御仁だ。
高校時代、一年後輩の才媛・橘悦子に同窓が付けたニックネームを思い出す。
右近の橘、左近の桜。
悦ちゃんと呼ぶよりも、右近と呼んだ。
この里桜につけられたウコンは、鬱金。
香辛料、着色料として使われるショウガ科の仲間、あのウコンに似た色だから。
とは言っても、ウコンの根茎がこの色に近い…と言うことだ。
「御衣黄/ギョイコウ」は、緑色が強いけれど、こちらは黄緑に近い。
明石に戻ってから、三ヶ所で見かけている。
殆ど木は弱っているようで、この場所のも主幹は枯れて、枝分かれした場所に辛うじて花を付けている。
園芸品種というものは、しっかりとした管理がされなければ
やはりどこかに無理が出て来るのだろうか。
花の終わりには花弁の色は白っぽくなり、中心部分が赤くなる(化粧咲きの雅名で呼ばれている。「紅変」の用語では不粋なのか。)ので、
咲き始めの印象とは全く違っている。
「鬱金/ウコン」
Purunus lannensiana cv. 'Glandiflora' が植物分類学上の名称。
Purunus lannensiana var. speciosa はオオシマザクラの学名。
だから「ウコン」はオオシマザクラ系の園芸品種名で
「ウコン桜」はその俗称と言うことになる。
(2010.04.19 明石)
☆
花弁に黄色のカロチノイドと緑色のクロロフィルを含む葉緑素を持つ「鬱金/ウコン」と似ている。
クロロフィルの多少で「鬱金」は少ないので黄緑色、こちらは多いので濃緑色に見えるのだと言われている。
今年のさくら ジュウガツザクラ・シキザクラ カンザクラ ベニシダレ
オオシマザクラ ヤマザクラ ソメイヨシノ
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こちらのウコン桜はおとなしそうで落ちついた感じですね。
色々あるのですね。
黄桜ですか・・・父が好きなお酒でした。
御衣黄も見たことがありません。
いつか見てみたいです。
時々は公園や植物園で見かけるようになりましたね。
幾つもの園芸品種が植えられた場所では、花見が続いているようです。
黄色や緑色まで登場すると、これも桜?と感じることもありますが
人の欲望は限り無いものだと感じてしまいます。