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4月18日から、山陽電車西新町駅の仮駅の運用と、明石川西側から林崎・松江海岸駅手前までの約2キロの区間の仮線運用が始まった。
切り替えは最終電車通過後から、翌日の始発電車までの僅かな時間。
両側での切り替えに数百人の工事関係者が動員された。
もちろんだけれど、鉄道マニアもかなりの人数が現場でカメラを構えていたそうだ。
切り替え前、切り替え後、そこに立ち会うことは鉄道写真を趣味にする人間には必須だろうし、
同じ画像になろうと、自分のコレクションには加えないといけない…のだ。
昔の鉄ちゃんは、今は殆ど車両にも興味がないし、何とか記念にも興味が無いから、切り替え翌日の夕方に現場を撮りに出掛けただけだ。
旧線路の上に高架が作られ、その工事の為に仮線を作っての運用、いずれはこの地上線も仮線も撤去される。
工事現場の方たちの話で、やはりマナーの悪いカメラマンはここでも顰蹙を買っていたようだ。
鉄道の場合は、即事故に繋がる懸念が多いことを、鉄道ファンが知らないわけではない。
マナーの悪さは、結局のところ、誰でもカメラが持てる時代になった事…が最大の因、
やはりそう思わざるを得ない…、そう話したら警備の方も、
お仲間でどうして注意し合うことをなさらないのでしようね…と話された。
警備の方に注意されているのを聞かない人に、同好の士が注意なんかすればそれこそケンカですよ、
そう話しながら、つまらない争いがあちこちで起こっている現実をまたまた再認識させられた。
切り替え二日目、電車は懐かしい勾配を、いつもと変わらない足取りで走っていた。
左は、切り替え直前の旧線路と仮線の接続地点。
右は、切り替え後の仮線を下って来る下り直通特急。
直通特急で姫路・梅田間を相互乗り入れしている阪神電車8000系6連。
左が仮線、右が旧線路。
右奥に完成している橋梁部分を延伸する形で高架線となって現行線路の上に作られる。
明石川西、国道東、国道西、西新町の4ヶ所の踏切が北に移動した。
(2011.06.19 西新町)
☆
山陽電車高架化工事の第二期は、明石川橋梁から西新町駅~林崎・松江海岸駅間の約2キロ
既設線路の北側に仮線路を作って両端で繋ぐ暫定運用が始まった。
上は西新町駅側、下は林崎・松江海岸駅側の切り替え部分である。
子どもの頃から慣れ親しんだ地上線路は、三年後には高架化される。
林崎宮前踏切からは25/1000の勾配、駅に向かって緩やかなカーブが続く。
駅舎以外はほとんど60年間変わりない。
仮線を登ってゆく下り直通特急、車両は阪神電車8000系。
仮線を下ってゆく上り直通特急、車両は山陽5000系6連。
☆
一つ東寄りの踏切からの西望。
(2011.06.22 林崎町)
新明町踏切付近の工事現場 仮線線路予定 硯町踏切その後 林・和坂線踏切
西新町駅周辺 仮跨線橋工事 仮線路工事 切り替え直前
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