HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

アオギリ(青桐、梧桐)

2023-10-25 | 秋 樹木 果実・葉

▲ そろそろ皺しわの種子が飛ぶ。▲

山電人丸前駅の喧騒は遠い昔のことだ。

東の大蔵谷駅からの線路は、北を並走するJR(当時は国鉄)の高架化から
かなり遅れたけれど高架になり、南北の通り抜けに構内踏切も無くなった。
「両馬川」の史跡碑もJRの高架下で薄暗闇になっている。
下校時には人丸山東坂を辿るのではなく、時には東側の谷間を辿ったのだけれど
今は宅地化されて面影など全くない。
小辻から人丸小学校までのきつい坂道はそのままだけれど民家が海峡の展望を遮る。

 
▲ そろそろ果皮も種子もからからに乾燥して枝から旅立つ頃になった。▼
 
(2023.10.13 人丸町)

 
▲ 真ん丸の緑だった種子は皴しわの茶色になり、果皮と一緒に飛び立つ。▼
 
(2023.10.15 林)

そろそろかさかさに乾燥した果実殻に乗って
皺だらけになった種子が飛び交い始める。

 

 

 


アオギリ(青桐、梧桐) アオイ(←アオギリ)科アオギリ属 Firmiana simplex
APG分類体系では、アオギリ科、シナノキ科、パンヤ科はアオイ科に分類変更されている。
 (2023.10.19 林)

 


▲ ㊧出来立ての果実は赤紫色でひとかたまり。熟すと次第に緑色になって5つに分かれる。
5つに分かれた果実は莢状、やがて乾燥して水分がなくなると種子は皺だらけになり
からからに乾いた果実殻の縁にしがみついたまま、風に吹かれて枝から離れる。
後には星形になった果柄が残される。▲
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