HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

マメカミツレ(豆加密列)

2020-03-11 | 草 果実・種子

これが花??、そうだよ、これも花。
そんな会話を交わしたかどうか忘れたけれど
入園料支払って入った大船で、こともあろうに雑草探し。
このマメカミツレの一件以来、鎌倉の神社・仏閣などと調和した素晴らしい画像をものにしていた筈の
ハム次郎さんは、正反対とも言えるチイサキモノタチにも嵌まった。
もう何度となく呼び戻されてしまう記憶。


▲ この程度の株になると、蕾、開花直後、果実、花床のみの最終形まで全部が揃う。▼



▲ 開花直前の蕾。▲

▲ 周辺部の花には2裂するめしべと、おしべ(黄色い葯が見える)が見える。▼





▲ 中心部の筒状花からもおしべの花粉が供給され始めている。▼



▲ 周辺部には果実、中心部は花粉を出し終えて白くなっている。
やがて中心部は枯れ始めて茶変する。▼





▲ 果実が円周をぐるりと取り巻く。▼





▲ 周辺部の舌状花に出来る果実は薄い円盤状、果柄を残して脱落し始める。▼

▲ 周辺部に出来た果実の多くは、果柄を残して脱落する。▼



▲ 中心部は果実が出来ているようにも見えるけれど花殻、これも全て脱落する。▼

▲ 筒状花の成れの果て花殻も最終的に全て枯れ落ちる。▼



▲ 周辺部の果実を全て落とし、その果柄と花床と総苞片だけになっている。
この姿がマメカミツレの最終形となる。▼




▲ 咲き始めの花と果実を全部落として花床と総苞片だけになった花。▲
マメカミツレ(豆加密列) キク科マメカミツレ属 Cotula australis
(2020.03.09 玉津町)

一塊のマメカミツレ、その先にフキノトウが顔を出していた。



▲ 大船植物園にて
こともあろうに、大人三人が植物園の中でこの花を撮っていた。
ロシナンテ、ハム次郎ご夫妻が「ちいさきものたち」にどっぷり嵌まるきっかけになった花。
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マメカミツレ 花期の終わり ロゼット葉
 マメカミツレ(豆加密列) 
マメカミツレ(豆加密列) 



2 コメント

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ますます見たくなりました (こいも)
2020-03-14 00:22:25
林の子さん
マメカミツレ…こうして画像で見させていただきますと
ますます思いが募ります。
マメカミツレに出会えることを夢見て
来年忘れずにこの場所に行ってみたいと思います。

『大人三人が植物園の中で・・・』
大人お三人様がどっぷり嵌るきっかけとなったお花・・・その名はマメカミツレ
小さきものへの想いが…とても素敵ですね。
そして楽しそうな場面を想像させていただきました。

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まだまだ咲き続けています。 (林の子)
2020-03-14 00:55:33
マメカミツレは、たぶん夏頃まで咲いています。
何処にでも広がる草なので、今日も街路の植栽枡や舗装された割れ目に咲いていました。
遠目では草、花が咲いているとも思えない姿なので、見つかると良いですが。
メリケントキンソウは、まだやっと葉がひろがったばかりで
花が咲き、危険な果実が出来るのはもっと後です。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/83bf04217a4ecabbe8d6ef6c9a7c1543
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