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撮るものないでしょ??
そう聞かれたらいつも、野の花はいつでも撮れます、と答える。
花盛りの頃には、だから目移りしてしまうけれど、
のんびりした時には一番愉快な題材になってくれる。
シロザやアカザなどは画材としては全く面白さはないのだろうけれど
花期には撮っておきたくなる。
若葉の頃の、中心が赤みを帯びるものがアカザ、白味の強いものがシロザ。
花期には殆ど区別がつかない。
アカザ(Chenopodium album var. centrorubrum)は、シロザの変種
ところが、シロザはシロアカザの別名を持っているからややこしい。
だから、普通はアカザと呼んで差支えないのだろう。
漢字では藜、若葉を日干ししたものを生薬で藜(れい)と呼ぶ。
こんな話をついでに覚えたりするから、イネ科やカヤツリグサには入れない。
まだ、イネ科はやらないの?、熊坂さんが笑っているような気がする。
アカザとシロザを秋に区別しようなんて無理ですよ…、
田住や小西が笑っているような気がする。
果実は胞果、花被片が花後も落ちずに残って果実を包んでいる。
果実が赤いからアカザと言うわけではない。
(2009.10.29 新明町・藤江)
☆
5個の萼片、5個の雄しべと1個の雌しべ
雄蘂先熟の風媒花、つまりは花粉症の因
まだ今から花が咲く個体だけれど、蕾との区別が判然としない
シロザ画像4枚追加 (2009.11.02 新明町)
☆
シロザ画像4枚追加 (2009.11.08 新明町)
☆
アカザとシロザの、葉の違いがはっきりした古い画像を追加する。
これがアカザ(Chenopodium album var. centrorubrum)
分類上ではシロザの変種、かなり上の葉まで幅広い。
これがシロザ(Chenopodium album)
上方の葉は鋸歯も少なく、幅も狭くなっている。
シロザの花期。アカザも同じ。
この花の様子から、最近撮った「シロザ」はコアカザかもしれないと考えている。
(2009.11.20)
画像1枚追加 (2009.11.30 松江)
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そのうちアップするときには「アカザ」とします。
撮っているときはなんだかよく分かりませんでした。
でもこちらの写真と比べたらよく似ています。
赤く色がついてきれいですね。
ころころした実のようなものは手まりの模様がついているみたいでかわいい!
東京から客人(と言っても、高校時代の同窓)があり、
近在の五人が集まって久し振りにアカデミックな時代を再現(?)していました。
議論は果てしなく、延々6時間でした。
アカザ、シロザは若菜を食用にできるようですが、食したことはありません。
花は緑色だから見向きもされないし、花が咲き始めると、
若くはないのでしょうから、摘んでも貰えないただの雑草。
それでも時間があれば座り込んでシベを探してしまいます。
野の花の多くは、咲いていることにも気がつかないもの。
それでも見ていて飽きないと言う人もいるものですね。
小石川植物園でもアカザが満開(?)で
丁度見頃で綺麗でした。
枯れた植物が多い中、綺麗な赤で
とても目立ちました。
子供の頃、空き地で良く見かけた花ですが
今はもうこの辺りでは見られなくなりました。
春先の若葉は食用になったようですが、今はただの雑草ですね。
花期には、花粉症の原因になっているようですし。
殆ど目立つことのない花はカテンソウにつながるので、
秋にはやはり咲いている花を撮りたくなってしまいます。
花後の果実は、蕾の頃と姿かたちはそっくりでも、赤く色づくので楽しめますね。