最初にこの花を撮った折の記述と画像。
日付は2006.02.21 だから15年も昔の画像になる。
アテツマンサク 阿哲は最初に発見された自生地・岡山県新見近在の地名。
Hamamelis japonica Sieb. et Zucc. var. bitchuensis(Makino) Ohwi
変種名(var.)として記述されている bitchuensis は、
新見が含まれる旧国名・備中の、の意味、牧野富太郎博士が発見された。
で、このアテツマンサクの所在を教えて下さったのがコゴメイヌノフグリの広がる場所で
「幕の内弁当」を一緒に食した退官教授。
『あなたは関西の人だから、ぜひ季節には新見に出掛けて自生のアテツマンサクをご覧なさい』
と教わってからもう20年は過ぎている。
新見市大佐でこのマンサクをはじめ、多くの植物を育て管理されている方と
そのお話しをしていた。
『うちから行ったものだねぇ~』と懐かしそうだった。
▲ ベニバナアセビが花を付けていた.ヒュウガミズキは蕾が膨らんでいたから一週間も暖かさが続けば咲きそうだ。▲
▲ 一株だけ、少し印象の違ったものが咲いていた。花弁の黄色が濃いからだろうか。▲
▲ 何処か違っている…だった、初対面の印象。花弁の黄色、と言うより檸檬色が印象深い。
萼片の黄色は、さりげなく花弁を支えている印象だった。▼
アテツマンサク(阿哲満作)
Hamamelis japonica Sieb. et Zucc. var. bitchuensis(Makino) Ohwi
(2021.02.27 新見・大佐)
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セリバオウレン
そこで出会った退官教授から、関西だったら岡山・新見にぜひいらっしゃい…と教わったのがこの阿哲満作。
小石川でも植栽されて、一度枯死した後また新見からの幼木が今は元気に育っているようですね。
マンサクそのものは、ウイルスにやられて何年か前に被害が広がったようですが
今は落ち着いているようです。
日本固有の種なので、シナマンサクや交配種ほどの華やかさはないのですが
鄙びた土地柄、やはり落ち着いた雰囲気が良かったです。
アテツマンサクは数年前に一度見ております。
撮りながら何かが違うと思いながら・・・赤味がなかったのですね。
これだけは名前を憶えなければと思いました。
黄色がとてもとても美しいですね。
早春の風景が素晴らしいですね。