公園のブタナが全開。
公園のタンポポは綿毛も飛ばしきっている。
ブタナも綿毛を飛ばし始めている。
綿毛では無く冠毛です…などと難しい言葉で他人に説明している人もいる。
自分の中で留めておけば良いものをわざわざ言う事もあるまい。
綿毛ではなく冠毛です…などと、変な言い回しの方が迷惑だ。
移り変わりの早さを嘆きながら、新緑が目にまぶしい季節になりました…などと
人の気持ちや言葉の移ろい表現が何処か空疎な今年。
何かが違っている…のだけれど
確たるものが無いままに季節だけが移ろっている。
ブタナ全開。
▲ 点々と咲いていた頃とは違って、この姿をタンポポと言う人はさすがにいない。
タンポポは一茎一花、ブタナは細長い茎が途中で分岐、幾つかの花を一つの茎に咲かせる。▼
(2020.06.09 明石公園)
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▲ 果実の上につく毛は、タンポポとは違って薄茶色を帯びているから
集まって咲いていると遠目には薄汚れた印象になる。▼
▲ 真っ直ぐに伸びている一本の毛(冠毛)には、細かな毛が密集して飛翔を支える。▼
▲ 綿毛(果実につくから冠毛)は、全ての花に出来るのだが結実しなかったものも多い。
綿毛の下にあるのが果実、中に種子が入っている。白っぽく見えるモノは結実しなかったもの。
だから当然、遠くへ飛ばす必要もないので綿毛は伸びない。▼
(2020.06.04 明石西公園)
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ブタナ(豚菜) キク科エゾコウゾリナ属 Hypochaeris radicata
(2020.06.09 明石公園)
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【冠毛と種髪】
綿毛と呼ばれる種類に二種、成り立ち?の違いから名前が違っている。
タンポポなどキク科植物は果実につくので冠毛、
テイカカズラやキョウチクトウ、カガイモなどは種子につくので種髪。
テイカカズラの袋果には、多くの種髪が入っていて…などと
難しい言葉を駆使するのは格好良いとは思うけれど、自分の中だけに留めておきたい。
下手に使って間違うのは格好悪いから「実の中にある種を飛ばす為に綿毛がついている」で済ませるのが無難だと思う。
ブタナの根生葉 タンポポ同様、ブタナも冬のロゼットがそのまま横に広がる程度で花期にも残る。
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ブタナ(豚菜) ブタナ ロゼット
ブタナ(豚菜) カンサイタンポポ
此処はたくさんのブタナがあるのですね。
これだけあったら辺りが明るくなりそう~~~♪
思う存分に綺麗なブタナを感じながら楽しませていただきました。
きらきら輝いてとても美しいです。
次はもっと美しく輝く綿毛を撮ってみたいと強く思いました。
綿毛とは言ってもさほど遠くに飛んでいけるわけでも無く
すぐ近くに落ちて場所さえ良ければしっかりとそこでロゼット葉を広げる。
咲き続ける花なので増えると一面黄色。
セイタカアワダチソウなどとは比較出来ないでしょうが
花壇の中にも平気で侵入していますね。