葉が密に付くし、排ガスに強いし、花も多く咲く。
その性質から、街路に植えられる事が増え続けている。
ところが確かに常緑樹だけれど、徒長枝が伸びる。
剪定をしなければ見苦しいほど伸びる。
それでも見苦しいほど伸びた徒長枝には、時に三輪生する葉が見つかる。
普通には余り見かけないのは、徒長枝だから剪定されてしまうことが多いからだろう。
花色の微妙な差を見つけて喜ぶよりはこちらの方が面白い。
▲ 豪勢に花を付けるから、花或いは花園が付けられている衝羽根空木。▼
(2020.06.23 月見山町)
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▲ 普通は対生する葉だけれど、徒長枝には三輪性が出る事がある。
と言うことは、三輪生も普通に存在する…と言う事になる。▼
▲ ハナツクバネウツギの葉は対生、上から見ると十字対生が普通だけれど、
時折、三輪性の葉が見つかる。これも上からは十字に見える。▼
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▼ 以下は、三輪性の葉。▼
▲ 徒長枝に限って三輪生、などと言う事はないだろうけれど
徒長枝=剪定の対象=余り見かけない、と言う事だろう。▼
▲ 面白がって三輪性の葉を探していると、こんな異形葉擬き?も見つかる。▼
ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)スイカズラ科ツクバネウツギ属 Abelia x grandiflora
Abelia chinensis x Abelia uniflora
(2020.06.17 明石西公園)
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▲ エドワード・ゴーチャー Abelia ’Edward Goucher’
花が白では無いので最近よく目にする園芸種、萼片が5枚ではなく2枚。
▲ 萼片が薄緑色のタイプ。 萼片はやはり5枚だから単純にハナツクバネウツギ…と思うのだけれど
森林ではタイワンツクバネウツギとされている。
▲ Abelia x grandiflora 'Hopleys' これも葉に斑が入る園芸種。
斯くして何でも次々と「作り出される」から園芸趣味も広がるのだろう。
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ハナツクバネウツギ ハナツクバネウツギ ツクバネウツギ
少しずつどこかが違う・・・色々見させていただきました。
葉が緑色だったり斑入りだったり
萼片が二枚でお花には模様付き…豪華ですね。 三輪生する葉が可愛いです。
十字対生も良いですけれど・・
色々面白いですね。葉にも目を向けてみたいと思いました。
山などで咲いているツクバネウツギ等は貧相に見えてしまいます。
その逆で、最初に貧相なツクバネウツギなどを見ていたので
豪勢な花を咲かせるのに驚かされました。
だから花の豪華さだけで無く、見慣れてくると徒長枝まで豪勢?でしたから
いつの間にか、三輪生の葉も見え始めました…と言う事です。
やはり見慣れてくるのが一番ですね。