HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ロウバイ(トウロウバイ・マンゲツロウバイ 唐蝋梅、或いは満月蝋梅)

2018-03-05 | 冬 黄色系

梅が咲き始めて、さすがにロウバイも座を譲った。
それでも黄色の梅が咲いてる…と言われて、狼狽?している。






(2018.03.03 須磨離宮公園)

気づかない間に、ロウバイは終わっていた。

早く咲いたソシンロウバイの何本かは終わったけれど、幾つかはまだまだ咲き続けている。
今年は梅が少し遅れているからちょうど良いのかも知れない。
























(2018.02.21 須磨離宮公園)

内花被片の赤紫が濃いロウバイよりも少し薄いので
外国から来たという意味で「トウ(唐)」、トウロウバイ(唐蝋梅)
それに対して元々のロウバイを「ワロウバイ(和蝋梅)」と呼んだ…と、聞いたことがある。
ところが少し赤紫の入る種類は素心蝋梅の園芸種「満月蝋梅」の名前で呼ばれている事が多い。
どこかの花卉販売業者がそう呼んでいるそうだし
素心に混じりっけがあるのだけれど「満月」のイメージがあるからだそうだ。
尤も、ソシンロウバイそのものがロウバイの一品種
幾つもの「園芸品種名」が存在しても仕方ないのだろう。
基本に蝋梅があり、内花被片・外花被片に混じりの無い黄色が素心
混じりがあるものを満月、或いは唐蝋梅と呼ぶ…
そう結論づけるのがなんとなくすっきりしそうだ。
これとても幾つもの名前がつけられている蝋梅の一つに過ぎないのだが。

















トウロウバイ(唐蝋梅)
ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox 'Grandiflora'

(=Chimonanthus praecox var. grandiflorus)
ウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)
Chimonanthus praecox
ソシンロウバイ(素心蝋梅) Chimonanthus praecox f. concolor
(=Chimonanthus praecox f. luteus)
マンゲツロウバイ Chimonanthus praecox var. lutea 'Mangetsu'
(2018.01.13 須磨離宮公園)


▲ この冬芽・葉痕が見られる樹に咲く花
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ロウバイロウバイ・トウロウバイ  ロウバイ・ソシンロウバイ



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