年始めにここで芽ばえを撮った。
その後はすっかり気を抜いてしまっていたのだろう。
河川敷などで咲き始めていたコモチナデシコばかりを撮っていたけれど
この場所で花を撮ることは無かった。
もうすっかり花も後半、果実ばかりが目立つ様になっている。
季節が進むのが早すぎる??、そんなことは無い。
年とともに衰えている自分に気付かず季節について行けなくなっているだけのことだ。
▲ コモチナデシコと比較すると、葉鞘の長さはかなり長いし、茎の腺毛が目立つ。▼
イヌコモチナデシコ(犬子持撫子)ナデシコ科コモチナデシコ属
Petrorhagia nanteuilii → Petrorhagia dubia の誤同定だとして
新称・ミチバタナデシコと名付けられている。
ただ、イヌコモチナデシコがミチバタナデシコに名称変更されたわけではない。
コモチナデシコ Petrorhagia prolifera
(2020.05.14 硯町)
☆
▲ 離宮道で撮ったイヌコモチナデシコ 茎の腺毛・短毛がはっきりしている。
この場所で採取した種子。→ 誤同定されていたイヌコモチナデシコには
ミチバタナデシコの新称がつけられただけの事で、この小さな洋梨形の種子はやはりイヌコモチナデシコのもの。
小粒がこの場所(国道沿い)のもの、大粒が明石川で採取したもの。
【2013.06 の画像を再掲】
☆
【幾つかのその後の情報からは以下のように整理出来る】
* イヌコモチナデシコ(P.dubia) 種子は洋梨形で円錐状突起がある。
総苞内片が微凸形、茎に腺毛が密生(または無毛)
ミチバタナデシコ、コモチナデシコの種子はイヌコモチナデシコよりは大きく、盾形で低い隆起がある。
* ミチバタナデシコ(P.nanteuilii) 茎は無毛(有毛も有り)、種子には細かいこぶ状隆起がある。
* コモチナデシコ(P.prolifera)茎は無毛、種子には緻密な網目状隆起がある。
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イヌコモチナデシコ(犬子持撫子) コモチナデシコの芽生え・明石川
イヌコモチナデシコとコモチナデシコ もう一つの「イヌコモチナデシコ」
イヌコモチナデシコ コモチナデシコ
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