大きな商業施設横の歩道と車道を分ける緑地帯。
道路が整備された折に歩道部分には植栽枡が作られシマトネリコとヒメシャリンバイが植えられた。
それから何年経つだろうか。
未だ数年なのに雑草しか育っていない植栽枡が増えた。
(2020.05.21 硯町)
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撮っている場所で特定出来ないだろうか…と安易に考える。
確かに類似しているものは、細かな区別点が幾つか挙げられて居るのだけれど
即座に区別…というのは、そう容易いことでは無い。
ただ、同じものが同じ場所で育つ…と言うのは、普通の事だろうから
安易に育っている場所で区別出来るならそうしておきたい。
ここではコモチナデシコと思しき種子を確認している。
コモチナデシコ(子持撫子)ナデシコ科コモチナデシコ属 Petrorhagia prolifera
イヌコモチナデシコ(犬子持撫子)Petrorhagia dubia
茎に腺毛、葉鞘の長さは葉鞘幅の倍近い。
ミチバタナデシコ(道端撫子)Petrorhagia nanteuilii
(2020.05.14 明石川)
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▲ コモチナデシコの葉鞘部分 ▲
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【幾つかのその後の情報からは以下のように整理出来る】
* イヌコモチナデシコ(P.dubia) 種子は洋梨形で円錐状突起がある。
総苞内片が微凸形、茎に腺毛が密生(または無毛)
ミチバタナデシコ、コモチナデシコの種子はイヌコモチナデシコよりは大きく、盾形で低い隆起がある。
* ミチバタナデシコ(P.nanteuilii) 茎は無毛(有毛も有り)、種子には細かいこぶ状隆起がある。
* コモチナデシコ(P.prolifera)茎は無毛、種子には緻密な網目状隆起がある。
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コモチナデシコ イヌコモチナデシコ 種子の比較画像
イヌコモチナデシコとしていたもの
コモチナデシコ(子持撫子) ミチバタナデシコ(道端撫子)→イヌコモチナデシコ
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