普通は白い苞葉4枚が目立つ。
「八重のドクダミ」と呼ばれる種類は、その苞が階層状に何枚も出ている。
今年も他のドクダミとは分離した場所で咲き始めようとしている。
その「八重」画像が増えて来たのでページ分割をした。
▲ 花の構成要素は、苞片、花弁、おしべ、めしべ。ドクダミの小花では苞片と花弁が退化している事になる。▼
(2020.05.20 明石公園)
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▲ 幾つかの小花が集まって花穂を構成しているから最下部の苞片は総苞片と呼ばれている。
花穂の立ち上がる頃には、小花の構成要素(おしべ3、柱頭が3裂しためしべ1)が見え始める。▼
▲ ここまで寄って撮ると、緑の突起状に見える退化した苞片が小さく見える。
小花の子房部分の下にあるから、やはり花の構成要素なのだろう。▲
(2020.05.25 林)
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▲ スックと立った花穂は幾つもの小花の集まり。その一つ一つは下部から枯れ始める。▲
▲ 一つの花の単位は、めしべ1、おしべ3。花弁は無く苞片も退化している。▼
▲ 「八重」と呼ばれる種類では、この退化している苞片が階層になっているので派手に見える。
4枚が普通の総苞片だが、時には4枚以上のものも見られるのは、退化していると思える苞片が
伸びているからだと推測される。▲
(2020.06.03 林)
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花は終わった。
(2020.06.20 林)
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ドクダミ(蕺草) ドクダミ科ドクダミ属 Houttuynia cordata
(2020.07.20 船上)
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【再掲】
▲ この画像は普通に見る4枚の苞片(総苞)を持つドクダミの構造図。
「八重」は、この小花の下に見える苞(総苞に対して小苞と呼ぶようだが)が肥大したもの…だろう。
数年前、この階層になる白い苞片の仕組みを推測した折の画像。
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ドクダミ 「八重」ドクダミ 須磨のドクダミ
ドクダミ(蕺草)
自らの画像からはとてもわからないところだらけで
頑張って見るのですが「どうなってるの?」ばかりです。
こちらで見させていただきますとたくさんある中の
小花の仕組み…矢印の部分が小花の苞に・・・
小花の下に見える苞…それを思うと八重に咲くドクダミが理解できました。
豪華な階層ですよね~とても不思議に思っていました。
ありがとうございます。
そう思っていますし、性能の良いカメラ=高価なカメラ、でしょうから
私には不要のカメラです。
何か一つの事だけにお金を使うのは、自分で自由になるお金を持てる人でしょうね。
私は酒もタバコもついでにゴルフも大昔、椎間板ヘルニアの手術をした折に止めましたが
好きな古典音楽盤に相当な金をつぎ込んでいました。
上を見ればキリのないのがカメラの世界、高校時代にそれは悟りましたから
今撮りたいものがなんとか撮りきれるので充分満足しています。
ですから、倍率の高いルーペで撮りたい部分を確認してから
その部分に焦点当てて撮ることを心掛けて居ます。
撮れない場合は諦めることにしています。
今の所、そのスタンスを貫けていますから自己満足ですが安心?です。