花は花弁が退化して無く、黄色の葯をつけた雄しべと、白い雌しべのセットが階層になって咲く。
「八重咲き」と呼ばれているこのドクダミも、普通種と同じ構造で、そのセットが少ない。
「花」を構成しているパーツの一部が他のパーツに変異することは普通に起きる現象。
普通は三角錐状の花穂の一部分が苞に変化したもの…と理解している。
園芸種として葉に幾つもの色が混じる種類が出ているそうだし
この八重も同じように園芸店に並んでいる。
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花穂の一部が苞に変化したもの、その一部が葉に変化したもの…
このようにして幾つもの変化が見えるのも野の花・雑草類が進化の過程で行きつ戻りつしていると言う証左だろう。
ドクダミ(蕺草) ドクダミ科ドクダミ属 Houttuynia cordata cv.
(2013.05.15・21・25 須磨離宮公園)
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去年の八重
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