HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)

2018-10-27 | 草 果実・種子

久し振りに典型的な…と形容したくなる色。
アメリカイヌホオズキの色…と覚えた色。
そう書いたのはもう一年も前のこと。
それだけ広がっていないと言うことか、最近殆ど見ていない。

ただ幾つかのページでは普通に交雑種が存在しているように書かれているから
区別が出来ていない…と言う方が正しいのかも知れない。
果実を潰して「球状顆粒」を確かめれば済むのだろうが。



▲ 稲刈りが済んだ田んぼの脇、イネが実っていた頃には中まで入れなかったのだろう。▼

▲ 周りには何もなくなったから、存分に広がっている。





▲ 典型的な、そう勝手に決めつけている薄紫の花弁。▼





▲ 花も全体も、イヌホズキよりはナヨッとしている。▼



▲ 薄紫の中に、やはり白も幾つか混じるが、一様に花弁の反り返りは強い。▼



















▲ 蕾には薄紫が見える。開花直後はその薄紫が目立ち、花期の終わりには白くなるのだろう。▼







▲ 果実は一点を中心に広がる。果実にはやや光沢(艶)がある。▼



▲ 葉は柔らかいのだろう、絵描き虫(ハモグリバエ)が巣くう。▼



▲ 果柄は散状につくものや、総状(交互)につくものなど不定。▼





アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)
ナス科ナス属 Solanum ptychanthum
既知のテリミノイヌホオズキや、交雑種のオオイヌホオズキ以外にも幾つかのイヌホオズキが報告されている。
細かく各データを集積した結果の公表だから、素人が立ち入る範疇には無いと思う。


▲ 花弁の反り返りは余り見えない。

▲ 複雑な果序になっている。花数も多かったのだろう。▼



イヌホオズキ(犬酸漿) ナス科ナス属 Solanum nigrum
(2018.10.24 藤江)
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イヌホオズキ(犬酸漿) 
アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)



2 コメント

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アメリカイヌホオズキ (こいも)
2018-12-04 16:54:08
林の子さん
アメリカイヌホオズキなのですね。
薄紫の花弁は反り返りが強いのですね。
お花も全体もイヌホオズキよりナヨッとしているのですか・・・
果実はやや光沢がある・・・
この特徴を忘れなければ良いですね。
ありがとうございます。
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これにも幾つか交雑種 (林の子)
2018-12-04 17:47:49
開発された更地などで普通に広がっているイヌホオズキと、
少し緑があるような場所や、田んぼの畦などで広がっているものには
やはりアメリカイヌホオズキとの交雑種もあるようです。
見た目で区別出来る点もあるようですが、小さな果実を潰してみるのが確実…らしいです。
それでも植物全体や、果実の艶の有無で区別する程度にした方が良いですね。
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