HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

サクラ ツバキカンザクラ(椿寒桜)

2020-03-04 | 春 赤・桃色系

若宮神社境内に何年か前に二本植樹された。
同じ頃に植えられたジュウガツザクラは境内の南東端。
この二本は北東端。
いずれもが境内の東にあるかつての農道からよく見える。

当初は河津桜だろうと言われていたのだけれど
どう見てもおしべの長さが目立つ。
二年前に撮った折にもツバキカンザクラとして上げているので訂正する。


▲ 花期の終盤、多くの桜はこのようにおしべの花糸、花弁の底が赤みを帯びる。▼



▲ おしべの花糸は花弁が脱落すると余計に長く見える。▼

▲ シナミザクラの血を引いているからおしべの花糸は長い。▼



▲ 桜は特に花期の終わり、おしべの花糸、花冠の底は赤みが濃くなる。▲
(2020.03.02 林)


▲ 花期の終わり、長いおしべの花糸が赤みを帯びるから、樹全体が赤みを帯びているように感じる。▼



▲ シナミザクラの血を引いているからだろう、めしべの花柱も太く感じる。▼







▲ 花弁は最盛期でも全開しないように感じる。▼



▲ 満開の時期は終わったけれどかなり長い間花弁は残っている。▼

ツバキカンザクラ(椿寒桜)
バラ科サクラ属 Prunus × introtsa 'Introrsa' 
カンヒザクラまたはカンザクラとカラミザクラ(シナミザクラ Cerasus pseudocerasus=Prunus pauciflora)の自然交雑種
おしべの長さから見ても、やはりこのサクラはカワヅザクラでは無い…と感じる。
カワヅザクラ(河津桜) バラ科サクラ属 Cerasus lannesiana ‘Kawazu-zakura’
オオシマザクラ(Cerasus speciosa) とカンヒザクラ(Cerasus campanulata)の
自然交雑種(推定)だとされている。(学名は園芸種扱い)
(2020.02.28 林)


▲ 同じ頃に咲く、田町のカワヅザクラ。
画像の比較だけでも花の雰囲気は違う。
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河津桜 陽光桜 冬芽 カワヅザクラ(河津桜) 
田町のカワヅザクラ(河津桜) 林のカワヅザクラ → ツバキカンザクラ


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