HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

マメカミツレ(豆加密列)

2019-05-03 | 草 果実・種子

こういう咲き方をどう表現すれば良いのだろう。
場所によってはすっかり枯れ果てているのに
ここでは又、蕾から咲き始めている。
少し離れると殆ど種子をこぼしている。

隣にはカラクサナズナ(唐草薺)、こちらもこれが花??と言われようとも好き勝手に咲き続けている。




▲ 「花」は小さすぎるし、咲いている時期は極端に短い。すぐに果実が出来てしまうからだ。▼



▲ 花は蕾から開花直後まで揃っているけれど、
果実が出来たものの花柄(果柄)がグンと伸びるのでますますわかりにくくなる。▼

▲ 周辺部の雌花にはまだ2裂している花柱は見えるけれど、大半は果実になっている。
中心部はおしべが花粉を飛ばし終えると白っぽくなる。▼



▲ 画像の目立つ部分は果柄が伸びている、つまりは果実が出来ると目立ってくる。
今から咲こうとしている「花」は、下の方にぼけて見えるものたち。▼





▲ 時には隣に住み分けている筈のカラクサナズナが入り交じっていたりする。









▲ 果実3点セット、右手前から時計回りに進んでゆく。▼

▲ すでに果実の一部は零れ始めて、果軸だけが残っている。



▲ すっかり果実を零した後の姿。

(2019.05.03 立石)




▲ これは咲き始めたばかりの花。周辺部の雌花からは花柱が伸びている。
中心部では盛んにおしべが花粉を出そうとしているので黄色く見える。▼



マメカミツレ(豆加密列) キク科マメカミツレ属 Cotula australis
(2019.03.27 新明町)
カミツレ、オランダ語名カーミレ(kamille[kaˑˈmɪlə])のカミッレが語源。
「ッ」と転記すべきところを「ツ」と間違えた?為に「カミツレ」になったそうな。
普通はカモミール(カモマイル、カミツレ)と呼ばれているキク科の草に似て小さいことから、マメカミツレ。
マメカミツレ、似ているのは葉の形だけで、匂いはカモミールとは違って、ただの草の匂いしかしない。

(2019.05.02 北王子町)


▲ カミツレ(ジャーマン・カモミール) 葉が似ている?だけのことだ。
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マメカミツレ 花期の終わり ロゼット葉



2 コメント

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繁殖力 (林の子)
2019-05-07 17:09:44
他の雑草類と違って、何処にでも広がるという繁殖力は無いのでしょうが、
一度居着くと、際限なくその場所に居着くのでしょうね。
種子を零すことでその周囲に広がる…と言う選択もしていないので
限定的に広がりしか出来ないのだと思います。
「きれいに消えてしまった場所」でも、間違いなく花が咲いていたのであれば
種子は土の中に零れているでしょうから土を入れ替えたりしない限り次の年にも出てくるでしょうね。
期待して?待ちましょう。
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マメカミツレ (とんちゃん)
2019-05-07 14:16:36
カミツレのことそうだったのですね
カミッレだったのが間違えて・・・
イタリア語もそんな風に発音するかもしれないと推測しています。
小さい「ツ」がよく入るので♪
カラクサナズナとよく一緒に生えているのですね
どっちも全く意に介せずといった風を決めこみ我が道を行っています!
今日は病院へ行ってきたのですがいつも見ているマメカミツレはきれいに消えてなくなり歩道の木々の根元はすっきりと整えられていました。
邪魔にされてもたくましすぎる繁殖力でも私のほうも意に介さずずっと見続けていくと思います。
どうなっているんだっけ・・・そう考えるだけでも頭の体操になりそうなので♪
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