毎年撮るのだけれど、何がおもしろい??と思う。
イノコズチの名前調べでなく、草むらに踏み込んだ折に
手当たり次第にひっつくあの刺の仕組みを調べて以来のことだ。
野辺の雑草は秋にはしっかりと草むらの中で侵入者を待ち構えている。
だから多くの果実は仕組みやなり立ちこそ違え
みんなひっつき虫になっている。
▲ 花が咲いている。
5枚ある花被片が種子を包み、その外側に長い棘(苞が変化したもの)が2本
これが果実を運ばせるひっつき虫になる。
▲ 花序枝にはいずれも細かな毛があるが、ヒカゲイノコズチと違い、茎にも細かな毛が密生する。
▲ クリップのような2個の刺がひっつき虫の正体。
ヒナタイノコズチ(日向猪の子槌)
ヒユ科イノコズチ属 Achyranthes bidentata var. tomentosa(=Achyranthes fauriei)
ヒカゲイノコヅズチ(日陰猪の子槌) Achyranthes bidentata var. japonica
トウイノコヅズチ(唐猪の子槌)Achyranthes bidentata
両種を併せて普通にイノコズチと呼んでいる。
(2017.09.13 立石)
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ヒナタイノコズチ ヒカゲイノコズチ
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