人騒がせな樹、何度もそう書いている。
高校時代には校庭のシンボルツリーとして見ていた。
何十年も経って訪れた場所では二本が大事に育てられていた。
当時の通用門は今は正門になって様変わりしているし
堂々として見えた樹は、立派に建て替えられた校舎の前に
少しだけ肩身の狭い思いをしているかのように収まっているに過ぎない。
▲ 人騒がせなのは、常緑樹で一斉に葉を落とさないからだ。▼
▲ 新緑の頃、花が咲き始める頃には樹下にはメートールの匂い。
葉には三行脈がくっきりと出る。▼
(2022.11.17 北王子町)
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(2022.11.19 明石西公園)
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(2022.12.25 玉津町)
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かつては「連理の枝」と説明版があったクスノキ。
白居易「長恨歌」からとられた「比翼の鳥、連理の枝」は、夫婦・男女の仲睦まじい事の喩として使われている。
「1本の木の枝が他の木の枝と連なって木目が通じ合っている」のが連理の意味だから
同じ根から生じている枝では意味は為さないと思うのだが。
▲ 同じ根から生まれたクスノキの幹が途中で一緒になっている…▼
▲ 夫婦円満、縁起の良い…の説明版に変わっている。▲
(2023.01.31 明石公園)
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(2023.04.04 明石公園)
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(2023.04.17 明石公園)
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(2023.04.18 明石公園)
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そろそろ殆どの葉が交代して、花が咲く頃になった。
(2023.05.03 明石西公園)
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クスノキ(樟の木) クスノキ科ニッケイ属 Cinnamomum camphora
(2023.08.08 明石公園)
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▲ 古い写真 高校卒業式の前日の雪化粧 三階の教室からの南望で画像手前に広がるのがクスノキ ▲
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常緑樹であるクスノキの赤い葉は、秋に一斉に葉を落とし前に彩り豊かになる落葉樹と
同じメカニズムが働いているのかどうかの解説が余り見られないのだけれど
同様に常緑樹のホルトノキにも、葉の入れ替わりの頃以外にも赤い葉があることから
幾つかの推論は出ている。⇒ ホルトノキの赤い葉
▲ クスノキの春 ▲
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秋のクスノキ クスノキの新緑芽吹き クスノキの葉 クスノキの果実
クスノキの花 クスノキの冬芽 冬芽幾つかの挿話 クスノキ(樟の木)
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クスノキってとっても綺麗ですね。
葉も、果実もとても素敵です。
青みがかった果実が・・・こんな色合いにも見えるのですね。
三行脈と言うのですね。葉もとっても興味があります。
また出逢えたなら、みたいところがい~っぱいです。
春よ来い・・・楽しみが増えました。嬉しいことです。
ありがとうございました。
一文字で「楠」と書かれることもあるようです。
照葉樹林帯では各地で高木になっている代表的な樹種。
関西では、楠正成(くすのきまさしげ 鎌倉・南北朝時代の武将で、
神戸・湊川の戦いで足利尊氏の軍に敗れて自害、「青葉茂れる…」の歌詞で知られている)
を祭る湊川神社を「楠公さん(なんこうさん)」と呼んで
明治時代以降、学校を含めて公共施設や公園などでクスノキの植樹を奨励されたので
今ではどこにも普通に見られる高木に育った樹になっています。