![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/c7/40c17ed4c9f5fc1029b3219228150389.jpg)
春先、カキツバタが少しだけ咲く。
それから暫くは何も無い場所がハンゲショウで埋まる。
湿地だからセリの花が咲く程度だったがここ数年見ていない。
普段は枯れた草だけの何も無い空間が広がっている。
ハンゲショウが終わる頃には全草刈り取られ、その後にガマが伸びて来てしまう。
夏になると少しだけミソハギの花が周囲を彩るのだけれど
こちらも年々減ってきているのが気がかりな場所だ。
それにしてもハンゲショウ、「葉の色が半分化粧した見たいだから…」半化粧。
どこかでそんな話が広がると全国的になるから、半化粧の人が電車の中で残りの化粧をしている。
▲ 地下茎で増えるのだけれど少しずつ減っている。そろそろガマの葉が伸びてくる。▼
▲ ドクダミの花を連想出来るだろうか。ドクダミの花の単位は、めしべ1、おしべ3。
こちらはめしべ1で柱頭は4裂、おしべは6 わかりにくいが苞が1枚、明瞭な花柄がある。▼
(2020.06.23 須磨離宮公園)
☆
(2020.07.28 明石公園)
☆
ハンゲショウ(半夏生) ドクダミ科ハンゲショウ属 Saururus chinensis
(2020.08.01 須磨離宮公園)
☆
▲ 果実が出来はじめる頃には、白で目立たなかった苞は緑に色付いて来る。
【雑学ハンゲショウ】
半夏生は、二十四節気の一つ、夏至の末候に当たっている。
「半夏生ず」の用語から来ている事からこの草に当て嵌めるとすればやはり「半夏生」
それを「片白草」の雅名からいつしか「半化粧」と流布し始めて今やそれが通称になっているだけだと理解している。
植物ではサトイモ科のカラスビシャクを「ハンゲ(半夏)」と呼び習わしているから
半夏生ずは、カラスビシャクが出てくる頃…の意味だと理解する。
それでも夏至の頃の広がりはこちらの方が派手だから、仕方ないのかも知れない。
☆
▲ 白から緑に戻ろうとしているけれど、たぶんここまでしか戻れない。
▲ 今年のアメリカハンゲショウ 「ハンゲショウ」にはなれない。▲
--------------------------------------------------------------
ハンゲショウ アメリカハンゲショウ
たくさんのハンゲショウですね。
美しくてとっても素敵です。
こちらのハンゲショウはとってもお洒落さんですね。
果実ができ始める頃の白から緑色に変わった苞・・・良くわかりました。
白くお化粧した葉が緑色に戻ろうとしているところ・・・初めて見ました。
ハンゲショウ…見る目が変わりました。
色々教えていただきありがとうございました。
だから二週間ほどは50年前の鉄道写真を整理していましたから
ハンゲショウも一度撮っただけになりました。
そろそろ果実が出来始めているのでは無いかと思うのですが
まだまだ天気はすぐれないようで気がかりです。
外に出れば、何かしら得るものがあるのでしょうが出不精が講じてしまっています。
夏の日射しはまだ遠いでしょうかねぇ~。