HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヒメウズ(姫烏頭)

2017-04-05 | 春 白色系

日本庭園の芝地に入る小さな石橋。
その下にヒメウズ。
こんな場所がお気に入りなのだろう。

風も通り抜けないから、撮りやすい。














(2017.04.03 須磨離宮公園)

石垣に絡まっていた草木はきれいになった。
きれいになったのは石垣だけで、その下には整理された枝が散乱している。
お陰で?やっと芽生えた筈の草は、すっかりその下に埋もれている。
しばらくすれば片付けられるのだろう。
しばらくすれば草も伸び始めるのだろう。

あれこれ言うまい。




『キンポウゲ科ですから、花弁は無く目立つのは萼片です』
『オダマキに似ていますが、ヒメウズ属として別のグループです』
調べて解る事も幾つかあるのだから、くどい説明は要らないし、やるなら正しくして欲しい。


外側の目立つ白は萼片、中にある薄い黄色が花弁。
キンポウゲ科で括る必要も無い。




しっかりとおしべ、めしべも備わっている。
小さくて下向きに咲く事が多いから見えにくいだけだ。

花弁の基部に目立たない距がある。
これを以て「オダマキに似ている」と説明される。


めしべの先端は3~4裂、果実も3~4個が普通。







日射しがあると萼片は平開する事も多いが、花弁が平開する事は殆ど見ない。





萼片5枚、花弁5枚、花弁基部に目立たない距があり、萼片から飛び出している。

茎葉は少なく、花柄が長いので花だけが目立つ。
それでも細い茎の上では風に揺れ揺れて撮りにくい。

果実は早い時期に出来る。
ヒメウズ(姫烏頭)
 
キンポウゲ科ヒメウズ属 Semiaquilegia adoxoides
ウズ(烏頭)はトリカブトのことだが、科も属も異なる。
オダマキ属Aquilegia でなくヒメウズ属Semiaquilegi として分類されている。
(2017.03.18 明石公園)
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今年のヒメウズ 去年のヒメウズ



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