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かつて毎月開かれていた公園内での植物観察会。
飛び入り参加の方たちを「締め出す」形が常態化している…
そんな言葉を何度も聞かされた。
多分そういう懸念は無かったとも思うのだけれど
公園内には幾つものグループが思い思いの観察会を行っていた。
写真を撮っている横で説明が始まったけれど暫くはこの花を撮っていた。
ところがあろう事か、説明しますので少し譲って頂けますか…と来た。
その当時は石垣には他に幾つもカラスノゴマは咲いていたから
あそこにも咲いてますよ…と捨て台詞。
半ば独占的に自分たちだけがここで観察をしている…その様な態度が許せなかった。
一つきりならいざ知らず、である。
このカラスノマゴを撮っていた折に出会した事を思い出している。
一昨年も去年も撮れなかったから諦めていたけれど
なんと石垣上部にかなりの数が見える。
撮りにくさはあるけれど、しっかりと咲いているから
いずれまた石垣の下の方にも種子が零れてくる…だろう。
▲ 花が咲いていたからふり仰いだ石垣にカラスノゴマ。▼
▲ めしべを守るように伸びているのは仮おしべ。外側には花粉がついているのだが…。▼
▲ めしべを守るように伸びているのは仮おしべ。外側には花粉がついているのだが…。
仮おしべの下に、おしべ。奇妙な姿だが、同花受粉を避けているのだろうか。▼
▲ 葉の両面には細かな毛、星状毛が生えて手触りはベルベット状。▼
▲ めしべを守るように伸びているのは仮おしべ。外側には花粉がついている。
仮おしべの下に、おしべ。奇妙な姿だが、同花受粉を避けているのだろうか。▼
仮雄しべや花弁に気を取られていると気がつかなかったけれど、
花茎を見ていたら途中に短い苞葉が3枚。
反った5枚の萼片と対峙している。
☆
▲ 既に幾つかは受粉完了、果実が揃い始めている。▼
▲ 花は一日花、午後には黄色の花弁も落ち始める。
▲ 幾つかは目線の位置に咲いているから、今年も弾けた果実・種子が楽しみだ。▼
カラスノゴマ(烏の胡麻) アオイ(←シナノキ アオギリ)科カラスノゴマ属
Corchoropsis crenata (=Corchoropsis tomentosa)
(2018.09.28 明石公園)
☆
▲ カラスノゴマの種子
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カラスノゴマ カラスノゴマの果実・種子
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