渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ワッチキャップノススメ

2022年01月22日 | open

冬場はこれよ、これ。
ワッチキャップ。

元々は狭い艦内や戦車内でも使わ
ていた。頭をでっぱりにごっつん
こした時の怪我防止用。
毛糸のスキー帽とは形が異なる。
もっとお椀型がワッチキャップ。


寒い地方の戦線でもWWIIから多用
されて来た。



現代でも「おら!腹筋100回!」とか
人たちの訓練にも使われている。




実戦でも英米は今でも使う。
SASなどの特殊部隊も使う。






もちろん、一般人の街着としても
アウトドア用としても着用できる。
キャンプ等にも便利。




ワッチキャップは頭部保護と防寒に
優れている。
毛糸の物が非常に暖かいが、最近
フリース等、様々な素材がある。
色も豊富だ。
ワッチキャップ、オススメ。


きゃわゆい雪山帽子とはちと違う。


スキー帽はかわいいし、これは
これでオサレ。日本では大昔に
は「ショウちゃん帽」などとも
呼ばれた。


雪山でもこの人はスキー帽ではな
くワッチキャップを被っている。
これはミリタリー野戦系の下端を
水平に被る方法ではなく、完全な
防寒系の着用法。後ろを深く被る。
ベレーでは帽子の役目を阻害する
ので後ろ深い被りは絶対にアウト
だが、ワッチでは防寒性が高まる
ので有用。帽子は種類によって
着用方法が異なり、それぞれ実理
的な意味がある。

ちなみに、ミリタリーベレーに
関しては、絶対に後ろを深くズッ
ポリと被ったり、上や左右を膨ら
ませてキノコ型にさせてはならない。

ミリタリーベレーは軍帽なので
着用方法に厳格な決まりがある。
侍烏帽子のかむり方と一緒だ。
被るのではなく冠のようにかむる
=「かぶる」のである。前をきち
んと下げた戴冠のように。
その大原則は「射撃直前までは
トリガーには指をかけない」と
いうのと同列位に厳守されるべき
のであり、他のあらゆる帽子と
は異なる立ち位置であるのがミリタ
リーベレーだ。
手前勝手な出鱈目被りは御法度。
ハットではないけれど。






この記事についてブログを書く
« 地震 | トップ | 健さん映画 »