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ITU、4G規格「IMT-Advanced」に2方式正式決定 LTEの10倍、最大1Gbps実現

2012-01-21 | LTE/4G/XGP



 モバイル通信の第4世代(4G)サービスを提供するための二つの規格がジュネーブで正式に決まった。

 国際電気通信連合の無線通信部門(ITU-R)は18日、「LTE-Advanced(アドバンスト)」と「WirelessMANAdvanced」(WiMAX2)の両方式を次世代の4G規格「IMT-Advanced」として正式決定したと発表した。


●LTE方式の約10倍

 ITUは2010年10月、LTE方式とWiMAX方式をそれぞれ発展させた前述の両方式を4G規格として絞り込んだが、ジュネーブで開催中の無線通信部門会議で正式に両方式が承認された。

 IMTアドバンストは4Gサービスの総称で、現行3Gサービスの次世代技術。4Gでは最大1Gbpsの通信速度が可能になり、09年12月北欧で世界最初にサービス提供されたLTE方式の約10倍の超高速大容量量通信を実現する。

 日本では、ITUでのIMTアドバンストの承認を見越し、NTTドコモが11年1月、LTEアドバンスト方式の実験用予備免許を取得、15年頃をメドに商用サービスの提供を検討している。

 現行のLTEサービスは正式には4Gサービスへの橋渡しとなる3.9Gの位置付け。しかし、ITUは10年12月、LTE、WiMAX、HSPA+など、3Gを発展させた方式も4Gと呼んでいいとする声明を出している。




【記事引用】 「電波新聞/2012年1月20日(金)/1面」


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