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NTTドコモ、携帯電話の通信障害回避へグーグルと協議入り 通信料抑制狙う

2012-01-28 |  NTTドコモ



 NTTドコモは携帯電話通信障害の頻発を受け、スマートフォン向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を開発した米グーグルとデータ量の増大につながる通信頻度の抑制に向けた協議に入った。

 ドコモは世界の通信会社とも協調し、通信頻度の抑制をアプリ開発者に呼びかけていく考え。


●制御信号で処理負担増

 25日に発生したドコモの通信障害は、無料通話などを実現するアプリが原因の一つだった。これらのアプリは操作していないときも3-5分に1回の頻度で外部と通信するため、従来の携帯電話の10倍の頻度で制御信号が出る。

 この制御信号の処理能力が不足して通信障害が起きたとみられる。通信障害が頻発すればアンドロイド端末の普及の妨げにもなるため、ドコモはグーグルと対策を協議する。

 OSのアンドロイドも、28分に1回の割合で制御信号が出る仕組み。ドコモは、この頻度を下げることをグーグルに要請する。

 各国のアプリ開発者に対しては、ドコモなど通信会社とグーグルが協調して制御信号の頻度抑制を求める。ただ、アプリを自由に開発できるのが「アンドロイド」の強みであり、アプリ開発者が協力する保証はない。

 「通信会社などがデータ量を制御するのは困難」(KDDI幹部)との見方もある。




【記事引用】 「日本経済新聞/2012年1月28日(土)/1面」


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