携帯電話業界ブログ

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08年度携帯純増数、ソフトバンク首位堅持 KDDI、4位転落

2009-04-08 | 携帯事業者/日本



 7日発表された2008年度の携帯電話・PHS契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増数でソフトバンクモバイルが204万6700件と、2年連続の首位に立った。

 一方、KDDI(au)は4位に転落。ウィルコムは5年ぶりに純減となるなど、明暗が分かれた。


●23ヶ月連続首位

 ソフトバンクは、昨年7月にiPhoneを発売するなど話題作りで先行したほか、夜間を除き加入者間が話し放題となるホワイトプランが定着。単月でも、3月まで23カ月連続で首位。

 08年度の2位はNTTドコモで121万3千件。データ通信端末とパソコンのセット販売が好調なイー・モバイルが99万8700件で3位に入った。

 KDDIの純増数は、50万3600件と前の年度の4分の1に減った。

 ウイルコムは5万1900件の純減。データ通信でイー・モバイルの攻勢に押されたほか、携帯各社が通話料金を引き下げ価格面での優位が薄れた点が影響した。


●1人1台時代

 3月末時点の携帯電話とPHSの合計契約数は1億1205万件となり、本格的な1人1合時代を迎えた。

 新携需要の大きな伸びが見込めない中、携帯電話事業者各社は個人客の2台目需要や法人需要の開拓で契約数の上積みを狙っている。





【記事引用】 「日経産業新聞/2009年4月8日(水)/3面


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