米携帯電話最大手のベライゾン・ワイヤレスは１日、ＬＴＥ商用サービスを５日から開始すると発表した。
まずは、ニューヨークなど米国内主要３８都市で提供。１３年までには、同社が３Ｇネットワークを展開している全地域でのサービス提供を目指す。
●大手キャリア初
同社のＬＴＥサービスは、下り毎秒５－１２Ｍビットの通信速度を提供。
ネットワークは、米国の都市間鉄道である北東回廊線、南カリフォルニア、シカゴやシンシナティを含む中西部都市を網羅し、米国民の約３分の１をカバーする。
データ通信量は５Ｇバイトまでのプランが月額５０ドル、１０Ｇバイトのプランが８０ドル。来年半ばには、ベライゾン初のＬＴＥ対応スマートフォンを発売する予定。
米国では、メトロＰＣＳが９月から一部市場でＬＴＥ商用サービスを開始しているが、大手キャリアが本格展開するのはこれが初めて。
ライバルのＡＴ＆Ｔは、１１年のサービス提供を計画している。
【記事引用】 「電波新聞／２０１０年１２月３日（金）／３面」
