加入者数でインド第4位のタタテレサービシズ(TTS)が、国内の民間通信事業者として初めて、3G携帯電話サービスを11月5日から開始する。
メディア各紙が報じたもので、インドの3Gサービスはインド通信当局が今年5月にオークションを実施、ライセンスが交付されて9月からのサービス開始が認められている。
インド国営通信会社2社のMTNLとBSNLは、民間とは別に08年9月に周波数を取得、09年初めから3Gサービスを開始している。
●9地域でサービス開始
TTSは、インドの通信サービス地域22のうち、ライセンスを取得したマハーラーシュトラ、グジャラート、カルナータカなどの全9地域で3Gサービスを開始する。
同社は、GSMとCDMAの2方式の携帯電話サービスを提供しているが、3GサービスはGSM方式による「タタドコモ」ブランドで提供する。
6月末のタタの携帯電話加入数7253万件のうち、GSMサービス加入者は約45%、3282万件。
3Gの通話料金は明らかではないが、消費者が受け入れやすい価格になるという。3G端末は、フィンランドのノキアと中国の華為技術から調達する。
同社はNTTドコモの技術により、世界クラスの3Gネットワークを構築する。
ドコモのiモードや位置情報開運サービス、携帯電話による支払いなど、様々な3G製品とサービスを提供する予定で、ドコモの素晴らしい技術を紹介したいと意気込んでいる。
ドコモは08年12月にTTS株式の26%を保管、09年9月から「タタドコモ」ブランドのサービスを開始した。
【記事引用】 「電波新聞/2010年10月20日(水)/2面」