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中国の携帯電話加入者数、月内にも10億人突破 スマートフォン普及で伸び加速

2012-03-24 | 市場動向/中国・インド



 中国の携帯電話サービス加入者数が2月末で9億9970万人に達し、今月にも10億人突破が確実となった。

 スマートフォンの普及で、3Gサービスの利用者が拡大。今月初旬には、中国聯通(チャイナユニコム)に続いて中国電信(チャイナテレコム)も米アップルの「iPhone」の販売を開始したことから、その伸びはさらに加速度を増しそう。


●世界最大のスマホ市場に

 2月末の加入者数は、中国移動(チャイナモバイル)、中国聯通、中国電信がそれぞれ20日に発表したデータによる。世界でも最大級の携帯電話加入者数を誇る中国移動は、前月より596万人増の6億6139万7千人。

 3Gユーザーは5658万8千人で、1月末より264万6千人増えた。この1ヵ月の純増数の半数近くが、3Gユーザーで占められた。

 国内唯一のiPone取扱業者として知られた中国聯通の2月の加入者数は、前月から307万人増の2億597万人。3G加入者は282万人増えて4589万人となった。

 全加入者数に占める3Gユーザーは28.7%で、中国移動の8.5%を大きく上回る。

 業界3位の中国電信の加入者数は1億3233万人。前月より308万人増加した。3G加入者数は4115万人で、前月比245万人増。同社は、9日からiPhoneの販売を開始。その時点で、予約台数は20万台を超えたとされる。

 チャイナユニコム、チャイナテレコムの2社は加入者数では移動に遠く及ばないものの、iPhoneをはじめ多彩なスマートフォン製品の投入で、国内3G市場を攻略する。

 米調査会社IDCによると、中国は今年、米国を抜いて世界最大のスマートフォン市場になる見通し。3社の加入者獲得合戦は、ますます過熱しそう。




【記事引用】 「電波新聞/2012年3月22日(木)/2面」


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