風の声

想いつくまま

「もってる」やつの鈍感力

2022年01月03日 | 日記
やっぱ「もってる」やつは違う。

地方議員をしている友人。
元旦から政治活動だという。
「登録が多くてけっこう時間かかるんで・・」LINEで新年のあいさつだ。

初当選は5年前の春。
大学進学の息子の学費がいるその年に、退職してデビュー。
上手に泣きつかれ、選挙のド素人を指導するため、遠方を何度も通った。

やるからには「トップ当選させてやる」と、選挙モードに突入。
結果は、時々見え隠れする「鈍感さ」のせいで、2位という結果だった。笑

当選の約束は「任期1460日を修行僧のつもりで走り抜くこと」。
「引き続き毎日、朝のあいさつ立を続けること」。
「年4回の本会議後に後援会ニュースを、ピンポンの手配りでやること」というものだった。

以来、5年間、その約束はきっちり守られている。
驚いたのは「後援会ニュース」の半端ない数だ。

去年の春、2期目の選挙は無投票になってしまった。「選挙したかった」その悔しさは、4年間の活動の成果を「数字」で見たかったのだろう。

そんな、努力のせいか、まぐれなのか、2期目で副議長になった。
本人はいたって平静で、副議長になったことすら知らせてくれなかった。

この前、暮れに研修会に招かれ、市長に会いに市長室を訪ねた。
そのついでに副議長室へも友人と一緒に入った。
立派な広い部屋に、副議長のデスクが・・・

2期目での副議長は相当な実力者ならいざ知らず、なかなか聞いたことがない。

やっぱ、その友人は「もってる」ようだ。

鈍感力も政治の世界では捨てたもんじゃない。


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