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風の声

想いつくまま

終わりの始まりにならないことを願う

2016年11月13日 | 日記
トランプショックの続くアメリカだ。
「私たちの大統領ではない」そんなプラカードを掲げたデモが各地で相次ぐ。
史上、もっとも醜い大統領選挙によって分断された傷は深い。

トランプの「不満」を煽り投票行動に向けた巧みな選挙戦略はズバリ当たった。
だが、選挙と政権運営は違う。
当選後、トランプの言動が急に変わったのはそこにある。

だから、大統領候補になる者は、選挙戦を常識をもって行ってきた。
ところが、トランプは違った。
極論と暴言を吐いて支持者を煽り続けた。
発言の8割はウソだった。
そんな低俗な選挙手法でまんまと国民を騙し切ったのだ。

トランプを支持した人も、トランプの言っていることが実現できないことだと知っていた。
それでも、トランプを支持したくなるほど経済格差の不満は深刻だったということ。
いわば、不満と怒りで、やけのやんぱち気分の投票行動がトランプを勝利させたのだ。

選挙で言っていたような排外的で内向きな政策にトランプが走れば、世界はより不安定な時代へ入る。

そんなトランプに早々と出向いて会いに行くことを決めた安倍首相。
本質的なところでは2人は似通っているから、意気投合するに違いない。

問題は、先々で大統領の縛りに嫌気をさしたトランプが暴走する時だ。
来年1月、時限爆弾を抱えたような危うい不安定なアメリカが始まる。

「アメリカの終わりの始まりだ」
ヒラリーを支持していた男性の言葉がTVから流れていた。

そうならないことを、ひたすら願うばかりだ。









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