風の声

想いつくまま

残業手当を支払わないブラック企業の社員たち

2016年11月29日 | 日記

職場と家の往復をするだけに時間を使っていると、
 いつの間にか老人になってしまう
ウルグアイの大統領だったホセ・ムヒカさんの言葉。
人生の限られた時間を自分のために生きなさい、という。

ある知人のこと。
残業ばかりの日々で、週に一度の休日は疲れてぐったり。
帰りは夜10時ちかくがほとんどの日々だ。
疲れが蓄積し、休日だと思えば起きれないのだろう。

口癖は「疲れた、しんどい、だるい、眠い」。

驚くのは、残業手当は「月に20時間まで」が会社の決まりだという。
実際は、1週間ですぐにオーバーする時間だ。
そんなことが、ずっと慢性化し、「おかしい」とも思っていない社員たち。

明らかな、違法行為だ。
無権利で従順な物言われぬ社員を作り上げてるブラック企業。
ホームページを見ると従業員は2000人を超える会社だ。
親族経営で創業者が一代で築き上げた。

無権利な社員たちは、賃金未払いへの怒りすらない。
ざっと計算しても、年間100万以上の賃金が不当にごまかされ消えている。

いわば、自分の財布から100万円も泥棒されているのに、平気でいるのと一緒。

こうやって、この人の人生は、毎日、毎月、毎年、今日も過ぎて行く。

そうやって、彼女は老婆になっていく。









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