風の声

想いつくまま

鳥越さんの会見に勇気をもらった

2016年07月12日 | 日記
鳥越俊太郎さんが都知事選への立候補を表明した。
気持ちのこもった会見だった。

ジャーナリズムの果たす役割が問われている昨今。
亡くなられた筑紫哲也さんや鳥越さんの、弱者の側に立った信念ある報道姿勢に共感を持っていたから、
出馬に驚きながらも、その熱い思いに聞き入ってしまった。

さも、実務型の知事が求められているようなマスコミの作った雰囲気がある。
だけど、本当にそうだろうか。

政治経験者の舛添さんや副知事をしてた実務型の猪瀬さんが次々と不祥事をおこして、
都民の信頼を失った直後の選挙だ。

だから今、問われているのは、政治家の実務力なんかじゃなくて、候補者の人間性だ。

どんな目線で、誰のために、何をしようとしているのか!
税金を、誰のために、何のために、使うかを政治判断するのが都知事の仕事だ。

都知事はプレーヤーではない。
実務はプレーヤーである職員が行うもの。
トップである都知事は、プレーヤーが都民のために一生懸命に働けるようにプロデュースし、
進むべき方向を示せばいい。

その時、大切なのが、トップリーダーとしての人間性、人としての資質だ。

鳥越さんはジャーナリストとして、常に弱者の視点や市民目線で政治を突き詰めてきた人。
その視点や力は、カネ問題で信頼を失った都政の立て直しに、とても大切なものになると思う。

自身の病気のことを問われたコメントにも、癌と闘う人々へのメッセージや、
福祉への視点がうかがえて、好感を持てた。

なんだか、勇気をもらっった鳥越さんの会見だった。

気がつくと、会見を見終え、躊躇なく、友人に電話して「鳥越さん支持」を話していた。























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友人からのメール

2016年07月12日 | 日記
何人かの友人からメールが届いてた。

参議院選挙の結果をそれぞれに憂う友人のメール。
「去年の安倍首相の戦争法の強行は、余りにも無茶な憲法違反だったのに・・・」
喉もと過ぎればみたいな、忘れやすい日本人の体質を嘆く友人たちだ。

友人の言い分は、「時の権力がやり過ぎたり、無茶をした時、それに対してお灸をすえるのが健全な選挙だし、
それがその国の国民の知性なのに機能してない」ということ。

確かにそうだ。
政治のバランスをほどよくとるのも選挙の役割ではある。
だから、友人らは選挙結果もさることながら、成熟していない日本の民主主義に危機を感じるのだという。

なるほど、考えさせられたメールだった。



















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