髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

LPGA女子ゴルフ~エビアン選手権2日目は宮里、上原、野村選手は好スタート

2017-09-16 08:48:03 | 女子プロゴルファー

初日が風雨のために途中中止となったエビアン選手権(仏)でしたが、2日目は
前日と打って変わり青空が広がるゴルフ日和となりました。



最終試合で期待を集めた宮里藍選手は、インスタートの前半から10番、11番と
連続バーディの好スタート発進をして、15番ロングでもバーデイを奪取します。
この日のパーティは宮里、ヤニ・ツェン、ポーラー・クリーマーの3人でしたが
14番ショートで同伴者のポーラー・クリーマーに悲劇が襲いかかります。
ティーショットを打った瞬間に左手首を抱え込むポーズには、正直何が起きたの
かは分かりませんでした。
たまたまlive中継の宮里藍カメラ(wowow)をPCで見ていたのですが、
この放送にはアナウンスも解説もない放送でしたから、live中継を観ていた
多くの人は、全く状況が分からなかったでしょうね。
ポーラーの打った打球はグリーン右のバンカーに入るのですが、手首を抑えて痛み
で涙を流すシーンは、40年近くTV観戦をしていえますが、初めての出来事では
ないかと思います。




グリーンサイドでポーラーの治療を待つ宮里とヤニ・ツェン。
そして医者の治療を受けてグリーンに戻った彼女に言葉をかける宮里藍選手。
まるでお姉さんが妹をいたわるようなこのシーンは、いかに藍ちゃんがアメリカ
で愛され続けたかの証明となるシーンでした。



あとで判ったことですが、ポーラーの左手首は火曜日から違和感を覚えていた
とのことですが、治療後もプレーを続け、結果的にはアウトの4番までプレーを
続けたファイティングスピリットには驚きました。



途中棄権となった口惜しさは、ここ数年(2008以降)まったく勝てない彼女に
とっては、不本位な結末になったでしょうが、今回の口惜しさをバネとして近い
うちに復活をしてくれると思います。
一方、涙の棄権となったポーラー・クリーマーとは別に、同伴者のヤニ・ツェン
もホールアウト後のアテストで泣いているシーンが........。
この日は5オバーと彼女にとっても納得が出来ないプレーだったので、ホール
アウト後は「ロングゲームはとても良くなってきて、優勝できそうな気がする
くらい。でも、きょうは一度グリーンに球が載ったら、どうしたらいいか分から
なかった。
何が起きたのか分からない。人生で初めての感覚だった」と。

しかしそんなヤニ・ツェンに宮里は背中をさすりながら
『全部出して、泣いていいよ』と言ってくれた。彼女もパットに苦しんだ経験が
あるし、『どう感じているか分かるから』と言ってくれた。
『大丈夫。世界が終わるわけじゃないから』と言ったそうです。



たしかにヤニ・ツェンも怪我をする前には、破竹の勢いで勝利を積み上げていた
かっての女王です。
賞金女王に輝いた時には、彼女の時代が訪れた!
ゴルフファンの大多数が、そのように思ったのではないでしょうか。
韓国選手が突出した成績を上げている中で、台湾勢の旗頭として再起を願いたい
と思いました。

結果的には宮里選手は2日目3アンダーの8位タイ(トップと5打差)で終わり
ました。
まさかの最終戦でメジャー初勝利も夢ではない位置につけています。
また上原彩子選手も粘りのプレーで、宮里選手同様に3アンダーで回っています。
彼女には是非とも上位進出をして欲しいですね。





日本人選手として今季1勝をしている野村敏京選手は、2アンダーの16位タイで
プレーを終えました。
アイアンショットがダフリ気味なのが気になりましたが、17番ホールでは奇跡的
な寄せワンでパーを拾うなど、アプローチとパットは好調のようです。
爆発的なスコアも期待が出来る野村選手ですから、アイアンショットとパターが
上手く行けば一気に上位浮上も出来るのでは.........。



いずれにしてもLPGAメジャー最終戦の日本人トリオは、無難なスタートを
きりましたが、問題は3日目、4日目の天候が大きくスコアに響いて来るような。
雨だと飛距離に難がある宮里、上原選手には不利となるので風雨に見舞われない
ことを祈りたいと思います。



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