髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

Jazz Ber DAY BY DAY

2007-03-24 14:55:08 | 九占舎



久しぶりにススキノの楽しさを味わってきました。

地下鉄白石駅の近辺にある焼き鳥屋さんで軽く飲んで、家族3人で行きつけのスナックへ直行。
ところが世は給料日という事もあり店内は満杯。
仕方が無いのでジャズでも聴きながら、じっくりと飲もうということになり、かって数回足を運んだことのある「DAY BY DAY」というお店に・・・。
ススキノでも創成川よりにあるビル周辺は、かっては深夜でも人通りは多かったのに、今では何とも寂しい限りです。昨日も例外ではなく、駅前通りを一本外れただけで、通行人はちらほらとしか見えません。
目的としていたビル前も閑散としたもので、地下に下りる階段をゆっくり下りながらよぎったのは、お客が居なかったら早々に引き上げようとの思いでした。

ドアを開けて店内に入ると、驚いたことにほぼ満席!!
一体今日は何の日?誰か有名なゲストでも?・・でも店内に入る前にはしっかりとスケジュール表を確かめたはず・・。
ラッキーなことにテーブルが一席のみ空いていて、我々3人は見慣れないバーテンにエスコートされ年季の入った丸テーブルに座ることが出来ました。
今年成人式を迎えた娘は、まだジャズバーは来たことがないとの事で店内の雰囲気に呑まれ緊張気味でしたが、時間がたつにつれ頼んだカクテルを飲み始めリラックス気分。

そのうちにいつものトリオ演奏が始まる頃は、店内は満席となりましたが、私が足を運んだ今までにはないことです。娘はかって中学から高校では、吹奏楽部でテナーサックスを担当していたので、「演奏にテナーは入らないの?」という返答に困る質問があったりもしましたが、十分に満足をした顔つき。連れてくる前の不安はなくなりました。

ラストはオーナーの黒岩静枝(スージー)ママの渋い歌でした。彼女とはそう古い付き合いではありませんが、年齢も近いこともあり親近感を覚えます。
この日のスージーママは、テンションも高く最高のステージでした(感激)ビリー・ジョエルの「ピープル」も良かったけれど、ラストのボブ・デュランが歌ってヒットした「風に吹かれて-Blowin' In The Wind-」は絶品。唄を聴いて涙ぐんだのは何年ぶりでしょうか。
そうなんですねぇー、この唄は彼女の言うようにベトナム反戦歌だったんです。ピーター・ポール&マリーやジョーン・バエズの唄が流れていた我が青春時代の一曲でした。涙の訳は分かりませんが、心が洗われたステージでした。
帰り際にママが言うには、「今日は最近北海道新聞で取り上げてくれたから、懐かしさもあって来たのかな~」とのこと。
でもそうじゃないと私は思いました。彼女には元気というパワーが戻ったからです。
最近パワー不足に陥っていた私は、彼女の唄と別れ際の握手で、しっかりとパワーを戴いて来ました(〃^∇^)
明日からまた頑張るぞ~の「楽しいススキノ」でした。

*黒岩静枝さんは過去に道新やTV(UHB?)でも数多く取り上げられている、道内屈指のジャズシンガーです。ボランティアにも積極的に取り組んでいて、富良野市にある子供の施設への長期にわたるクリスマスプレゼントや、僻地にある高校へ出張して高校生バンドへのアドバイスなど、アメリカ生活で得たボランティア精神を十分に生かして献身的に活動をしています。
体調を一時崩して大変な時もあったようですが、今後の活躍に期待をしたいと思います。(慶峻)