世の中、自慢気に流行り言葉を口にするオッサン・オバハンがたくさんいますが、『危ねーなー』といつも感じます。
『オレは、ワタシは若いんだぜ』という主張なのでしょうが、オッサン・オバハンがそのフレーズを口にする時は、既に賞味期限切れ状態であるケースが多いからです。
そんな中【実は死語だと知らずに使っているフレーズランキング】なるネタを発見。
うーん、実に面白い。
それでは1位から見てみましょう。
■1位「KY」
今から7~8年前に練馬のフィリピンパブで耳にしたのが最初。
僕よりもずっと歳上のダンディなオジサマが口にしていました。
その数年後、【ルパン三世VS名探偵コナン】にて、ルパンが「KY」を口にしたのを聞いた時は『うわっ!古っ!』って感じたものです。
賞味期限が短いフレーズでしたね。
■2位「なう」
IT系用語も日進月歩な世界ですから、賞味期限が極めて短い様な気がします。
僕はツイッターを一度もやった事がないので、ほぼ使用した事がありません。
そもそもツイッター自体が下火になってません?
ニッポンでフォロワー数1位に輝く有吉弘行も『ツイッターやめよっかなぁ』みたいな事、言ってましたし。
「わず」なんてものありましたが、使ってるヤツ知りません。
あ、堀江貴文くらいか。
過去の関連記事。
マックの巻。
■3位「ナウい」
…これは確信犯的に使っているヤツがメインじゃないでしょうか。
相当古いっすよ。1970年代後半くらいですか。
「ナウい」の後、「イマい」なんてのもありました。
僕自身、たまーに使ったりします。20代にゃ通じませんが、30代なら結構いける様な…。
■4位「草食系」
賞味期限長めな気がしましたが、そうでもないんですね。
これは使っちゃうオッサン・オバハンは多いでしょう。
この辺の感覚は若年層との乖離を痛烈に感じます。
でも、若いコも使っちゃう気もしますけど。
■5位「そんなの関係ねぇ」
ファーストコンタクトはすいぶん前の様な記憶があります。
やっぱり、とあるオジサンが使ってました。しかもアクションつきで。
そもそも、なかなか一発芸自体が長持ちしませんからねぇ。
「かいーの」だの「ごめんくさい」だのでご飯が食べられる関西芸人って楽でいいっすね。
■6位「激おこ」
そもそも、それほどパブリックなイメージがありません。
おそらく知らないオッサン・オバハンも多い事でしょう。
桑名正博とアン・ルイスの失敗作である美勇士というデブが「激おこプンプン丸」という表現をしているのを観、『バカ丸出しのフレーズだなぁ』と思ったくらいですかね。
■7位「マブい」
これも極めて古い。おそらく3位の「ナウい」よりも古いのではないでしょうか。
モノクロのニッポン映画などで聞いた事があります。
若干ニュアンスは違いますが「マブ」という名詞もありました。
【ろくでなしBLUES】の初期編で太尊が使ってましたが、当時恐ろしくダサく感じたものです。
<追記>こないだ、反町隆史版【GTO】を観てたんですが、生徒役のオトコのコが使ってました…。
■8位「ガビーン」
ヤバいっすね。これは使っちゃってる気が大いにします。
「ガーン」なら良いんでしょうけど。
“慣れって恐ろしいな”と感じるフレーズであります。
それだけに初出に興味があります。誰が使いだしたんだろ。
■9位「だっちゅーの」
こんなフレーズが世を席巻するんですから、ニッポンという国はホント平和ですね。
【ボキャブラ天国】で観た記憶がありますし、いろんなイベントに出てました。
なんて言うコンビだったか、どうしても思い出せません。
でも、めんどいので検索もしません。
そう言えば【今いくよ・くるよ】が丸パクリしてました。
他人の芸をパクって、ご飯が食べられる関西芸人って楽でいいっすね。
■10位「マンモスうれぴー」
5位の「そんなの関係ねぇ」や、9位の「だっちゅーの」もそうですが、田舎の国道沿いにあるスナックのママや、その客がいまだに使ってそうですね。
自分が若かった時に覚えた言葉ってのは、骨の髄まで染み込んでいるケースが多いですから。
バランス感覚に欠いたヒトなんかは使っちゃうでしょうね。
そう考えると、都会人は田舎のヒトに比べるとバランス感覚に秀でたヒトが多い様な気がします。
過去の関連記事。
酒井法子の巻。
とまぁ、酒場の話題にはピッタンコなネタでございました。
常々思うんですが、若いコってあんまり流行り言葉って使わない気がします。
前述した様に『自分は若いんだ』と思いたがるオッサン・オバハンが無理して使っちゃうケースがほとんど。
現に「じぇじぇじぇ」っつって喜んでいたのはオッサン・オバハンだけでしたから。
あ~アブいアブい。