荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

必殺仕事人の巻。

2013年02月18日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
【必殺仕事人2013】が放映されました。

すっかりジャニタレ仕事人も見慣れた感はあります。

【必殺仕事人2007】で新生仕事人として復活しましたが、旧作を知るおじさんからしますと違和感は否めませんでした。

藤田まことも出演するには出演しておりましたが、元締って程働く訳でもなし、ほとんどおまけ扱い。

藤田まこと自身も恐ろしく老けてしまい、とても殺しを遂行出来る様な状態ではありませんでした。

大股で叩っ斬る独特の殺陣など夢のまた夢。尤も35年も前のお話しですがね。

声もこもってしまい、本当に残念な出演となりました。

一方、少年隊・東山紀之の同心役は、まぁ悪くはないんですが、ちょいとキレイ過ぎるんですよね。

藤田まことの顔って絶妙なんですよね。

色男ではないし、かと言って醜男でもなく、昼行灯・種無しカボチャの呆けた顔と凄腕の殺し屋の顔のバランス感が素晴らしかった。

ただ単純に殺しのシーンの時だけ難しい顔すりゃ良いってもんじゃないんです。

なんだかんだ言っても主水が一番格好良かったものです。

TOKIO・松岡昌宏はただただウザいの一言。

子どもの頃、仕事人シリーズの放映を観ていたファンだそうで、力が入るのは分かるのですが『なんとかならねぇのか』と思う程の芝居のウザです。

松岡の責任じゃあないですけど、殺しの衣装もヒド過ぎですな。まさにチンドン屋。

KAT-TUN・田中聖もそれ程悪くはないとは思うんですが、どうも糸で殺すってのがチマチマしてて嫌なんですよね。

先っちょが針ってのも先端恐怖症の僕にはツラい。

まぁ、刺し技・チョーク技は必殺シリーズの基本ですから、外す訳にもいかないんでしょう。

と、苦言を呈するだけってのも芸がありませんけど、苦言しか出て来ないんです。

苦言を避ける方法はただひとつ。【必殺仕事人】の名前を使わない事です。

藤田まことを汚さない為にも。



主水の大殺陣といえば【必殺商売人】。まさに『大人の必殺』でした。