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安心安全のお産のため「前向きに取り組んでいく」

2007-12-10 07:04:57 | お知らせ
信州民報2007/12月9日(日)掲載記事

長野病院の全産科医派遣の昭和大、引き揚げ方針
上田市産婦人科医会・宮下会長

安心安全のお産のため「前向きに取り組んでいく」


上小地域には現在、産婦人科は長野病院、上田市産院と市内に二つの民間の産婦人科医院がある。その一つ、角田産婦人科内科医院(角田英弥院長、上田市山口)の昨年一年間の出産件数は、482件、今年は12月7日まで403件と減少しているが、これは8月から11月まで医院の増改築で出産の受け入れを制限していたため。ようやく改築も終了し、ベットは9床から14床になった。角田医長は「今後、積極的に出産の受け付け増をはかる」とし、医師2人体制で、来年は昨年よりも50~60件の出産受付が増える見通しとした。
 また上田原レディース&マタニティクリニック(宮下尚夫院長、上田市上田原)は医師2人体制、15床で、昨年は約400のお産を扱った。
 市産婦人科医会会長を勤める宮下尚夫院長は「6日に4医院と関係者が集まり、長野病院については、まだ決定していないが、仮に最悪の事態になっても頑張って乗り切ろうと誓い合ったばかり」と明かす。
「通常出産なら、なんとかなるかもしれない。異常分娩はそれほど多くないが、お産はいつ異常になるかわからない。長野病院までおよそ、救急車で15分だった。今後は、篠ノ井総合病院(同約40分)や佐久総合病院(同約50分)までの転送手段を早くする。あるいはドクターヘリを有効に使うことも考えていかなくては」などど、具体案を上げる。
 宮下院長は「それには産科が異常を早く発見する努力と、早く頼むことが必要」とし、「妊産婦らは検診を早くしっかり受けてほしい」と市民の協力も仰いだ。
 また「市内には6~7人の産科医師がいることになる。手を携えていこうとまとまってきた。いい傾向だ」と話し、「市民の不安を解消、安心・安全なお産のために、産科医会としても前向きに取り組んでいく」とした。
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