お産・育児ママネットワーク パム

皆様の周産期医療・産科医療に関するご要望、ご意見をお聞かせください。合わせて私達の活動記録です。

速報!!上田市に署名を提出

2005-11-28 12:36:08 | お知らせ
->会の概要   ->上田市が医師確保へ
***集計速報!(11/28 午後2時現在)***

    79,262 名
のかたにご署名いただきました!!
本当に、本当に
ありがとうございます\(^o^)/
11/28夕方 皆様の署名を上田市に提出しました。

上田市の人口125,498人(H17.4現在)の63.1%の方にご賛同をいただいたことになりましたことを深くお礼申しあげます。
私達母の会はこの数字の重みの意味を痛感し、以下のふたつの目標達成まで、署名活動を続けていきます。
●産院に医師を二人確保できるまで
●産院が現状のまま維持できることが決定するまで

引き続きご協力をお願いいたします。
無事に市長に署名の提出と陳情をできたことをここにご報告申し上げます。


===============
◆署名にご協力ください◆  
署名用紙のダウンロードはこちらから->

皆様の周産期医療・地域医療に関するご要望、ご意見をお聞かせください。
コメントへの投稿をお待ちしています。
◆メールはここに  ->keep-s@mail.goo.ne.jp




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1 コメント

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我が国の産科医療の危機的な状況 (県内の一産婦人科医)
2005-11-29 07:55:17
最近、産科病棟閉鎖のニュースがよく報道されます。日本産科婦人科学会の調べで、大学病院産婦人科に医師派遣を依頼している全国1096病院のうち、大学が派遣を取りやめて産婦人科閉鎖となった病院が、2003年~2004年の2年間で117施設にも上ることが判明しました。今年に入ってからも産科を閉鎖する病院はますます増えて、草加市立病院、岸和田市民病院などの都心に近い公的基幹病院でも産科を閉鎖する病院が多くでてきました。また、岐阜大学付属病院でも産科を閉鎖し、大学病院でもこの流れを止められないのが現状です。しかし、これはまだまだほんの始まりでしかないと多くの人が考えています。



長野県も決して例外ではなく、現在、県内の多くの病院で産科の継続が困難な状況にあり、分娩を取り扱う施設の閉鎖決定が多く報道されていますが、今後もさらに減り続けてゆくであろうと予測されます。



産科病棟では、24時間365日、時を選ばず、予測不能の母体や胎児の急変が日常的に発生します。高次医療には複数の専門医のチームワークが必要ですから、常に一定数の専門医を病院内に確保する必要があります。特に産科医療の場合は、小児科医、麻酔科医などとの連携が不可欠で、異常事態の発生頻度も非常に高く、他の診療科よりも多くの人員を常時必要とします。



少ない産婦人科医がそれぞれ別の病院で孤立して働いていると、多くの人手を必要とする産科救急にどの病院も適切に対応できなくなってしまいます。高次産科医療ができる病院が少なくなってしまえば、妊産婦死亡や周産期死亡は確実に増えてしまいます。産婦人科医数が激減している現状の医療環境において、産科医療の質を確保するためには、各医療圏内の限られた人数の産婦人科医が協力して、産科救急にきちんと対応できる医療体制を確立する必要があります。各医療圏で事情が全く異なるために、それぞれの実情にあわせて適切な対策を立案・実行しなければなりません。



全国的な産婦人科医不足のため、産婦人科医を新たに増やすのはなかなか困難な状況にあります。各地域の産科医療を今後どのような形で担ってゆくのかについて、地域全体でよく話し合い、行政(国、県、市)、医療関係者、市民、みんなでよく話し合い、一致協力して地域の産科医療を支えあい守っていく必要がある思います。
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