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鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

くるま(14)

2010年08月21日 | Weblog
前にも書いたのだが、BMWのフロントスモールランプはリング状のライトになっているのだが、これがオレンジ色でみっともない
(上のリンク先の写真はカメラの色温度補正の関係からそうでもないが、実際にはもっとオレンジがかっている)

リアのナンバー灯は既に自作のLEDに変えたが、今回、フロントのスモールライト(リングマーカーとかエンジェルアイとか言うらしい)をLEDに変えることにした。

ただし、この部分の自作はかなり難しそうだったので、交換しても警告灯や点滅などの問題の出ないものを探して通販で買った。のだが、これを着けるのがとんでもなく大変だった。

普通の車だと(国産、外車問わず)、スモールランプのバルブの交換は、ボンネットを開けてエンジンルームのライトユニットの後ろからバルブを外して交換するだけなので、ものの5分もあれば出来る。

ところが、、、

この車の場合、なんとタイヤを外さないとバルブの交換が出来ない。なんと面倒な!

さらに、この車のタイヤはランフラットタイヤといって、パンクしても普通に走れるタイヤがついている。そのため、車載ジャッキがついていない(当然、スペアタイヤもない)。

さらにさらに、BMWのジャッキは、ボディ側のアタッチメントがボックス型の特殊なものであるため、普通に売っているジャッキは使えない。
BMWの純正品の価格を調べたら、なんと2万円とか書いてある。

1万円弱の部品をつけるのに、ほとんど使うことのないジャッキに2万円をかけるのもアホらしいので、純正品以外で何とかからないか調べまわった。

結局、それらしきものはあるのだが、それでも1万円弱はかかりそうだ。
さらに、タイヤを外すためのレンチ(タイヤを固定しているボルトを回すやつ)もないので、これも買わなければならない。
(なんとなんと面倒な!!)

そこで、何とか無駄な出費を回避すべく調べ回ったところ、貸しガレージを利用することを思いついた。

家から2キロくらい離れたところに、リフトが使える貸しガレージ屋さんがあるのを見つけて、電話で確認したところ、1時間2000円で利用可能、工具も貸してくれるとのこと。

早速予約して、今日の午後、バルブの交換作業に向かった。

作業途中の写真は、あまりに大変かつ手が真っ黒になったため撮っていない。
手順としては、前輪を外し、車をリフトアップし、フロントフェンダーの内側のカバーの前半分を全部外し(ネジが15箇所くらいある)、バルブが入っているユニットを外してバルブをLEDユニットに交換し、またカバーを元に戻し(なかなかうまく収まらずに苦労する)、という作業を左右で行い、タイヤをまた装着して、リフトから降ろして終わり。

暑い中で1時間半もかかってしまい、汗だくになった。
予約していた時間をオーバーしてしまったが、1時間分の料金にまけてくれた。ありがとう!

で、写真は、片側のみ交換した際になんとか一枚だけ撮った写真で、向かって左側がLED、右側が純正の電球。
LEDはかなり青白く写っているが、車体の下から差し込んでいる外光の色と同じ色、ということは太陽光と同じくらいの色温度か。
思ったより明るいので、一安心。
エンジンをかけても点滅はせず、警告灯もつかなかった。

たかがスモールランプの色を変えるのに、このような苦労をするのはまさに「アホらしい」のですが、趣味の問題なのでしょうがない。。


なお、BMWの新型5シリーズは最初からLEDのリングになっている(3シリーズのクーペもオプションでLEDが着くらしい)。


エコ詐欺

2010年08月14日 | Weblog
最近よく見かける、「ペットボトルのキャップでワクチンを!」という活動。

それについて解析した人がいるようなのでご紹介。

◆ リサイクル詐欺(エコキャップ)

その続き

書いてあることには、ほぼ同意。
確かに、世の中、騙される人が多い。

と、人のことを言っている本人が一番騙されやすいので気をつけよう(笑)

省エネ

2010年08月13日 | Weblog
最近は、炭素排出量を減らすとかで、省エネに関する動きが活発になってきたのは喜ばしいことだが、気になる点も多い。

エコカー補助金の問題は前にも書いたが、もう一つ気になる点を。


外車の話なので日本のエコカー補助金とは関係ないのだが、最近の傾向としてエンジンのダウンサイジングの流れがある。

たとえば、フォルクスワーゲンの主力車種であるゴルフの主力モデルの排気量は、前のモデルが2000ccだったものが、今のモデルでは1200ccから1400ccになっている。当然ながら、これまで2000ccだったものをそのまま排気量ダウンしても単に遅い車になるだけなので、ターボ過給を行ってノンターボの2000ccより出力を上げている。

少し前までは日本ではターボは燃費が悪い代表格のように見られていたが
・燃料直噴化による圧縮比の向上(最新のターボは圧縮比が10以上とノンターボと同じ)
 →燃料を直接シリンダーに吹き込むため、燃料の気化熱によりノッキングが起きにくい
・排気量削減によるエンジンフリクションの低減
 →排気量が小さいと、シリンダー内の摩擦等損失等も小さくなる
により、燃費をよくする手段として有効らしい。
特に、ドイツ車ではこの動きが激しい。ベンツもBMWもアウディもフォルクスワーゲンもこの方向になっている。

以上のことは特に文句を言う筋のものではない。

では、何が気になるかというと、マルチシリンダーを4気筒で置き換える動きに関して。

例を挙げると、

メルセデスベンツ:
E250(V6の2500)が直4の1800ターボに
C250(V6の2500)が直4の1800ターボに

※追記:リンクを貼るためにメルセデスベンツ日本のサイトを見たのだが、ほとんど情報が乗っていない。単にイメージを出しているだけ。諸元表や装備リストさえ見当たらない。Webのような一般大衆が見るところに情報を出す必要はない、ということだろうか?
その点、ヤナセのサイトの方がはるかにまとも。



フォルクスワーゲン
ゴルフR32(V6の3200)がゴルフR(直4の2000ターボ)

など。

ベンツの両車は、V6が7速オートマだったのが4気筒になって5速オートマに変更されている。

車のエンジンは、6気筒と4気筒では滑らかさも振動も音も全く違うもので、ベンツのような車で4気筒のガサツなエンジンにしたらグレードダウンしたと思われるのは間違いない。
私だったら4気筒のEクラスなどは絶対に買いたくない。

フォルクスワーゲンも同じで、ゴルフとはいってもRシリーズは高級&スポーティで売っている車で、単に出力が同じというだけで4気筒にするのは明らかにグレードダウン。これではゴルフのGTI(2000のターボで、Rとは同じエンジンで出力が違うだけ)と変わらない。



昔、省エネに関する調査研究を行っていた頃に聞いて心に残っている言葉がある。

「省エネは我慢してやるものではなく(我慢してやるのは単なるケチ、もとい、節約)、効率を上げることにより、同じ効能をより少ないエネルギーで出来るような仕組み作りである」

今回のベンツやゴルフの件は、エンジンの高級さが明らかに下がっており(車雑誌によると4気筒特有のエンジン振動があるとのこと)これは省エネではなく節約だろう。
ベンツに乗る人がそれを喜ぶだろうか?