鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

社会正義?

2007年07月26日 | Weblog
経団連会長殿が、ホワイトカラーエグゼンプション問題に続いて、また面白いことを発言なされたらしい。

要点は、
・大卒の初任給が同じなのはおかしい
・新人のときから、採用の際の評価によって給与も格差を設けるべき
・そうすればイノベーションが起こる

とのことらしい。

今更何を言っているのかよく分からない・・・

そもそも、初任給の額にはあまり意味はない。単に入社時点の給料である、というだけの話。
たとえば、都銀の初任給はメーカーより低いが、生涯賃金は都銀の方が大幅に多い。

また、学生の能力で給与に差をつけるべきと言っているようだが、現時点でも学生の能力は給与に結びついている。

学生が就職活動をする際、東大の学生と地方私立大の学生のどちらが有利かといえば、当然のことながら東大の学生。うまく行けば初任給1000万のゴールドマンサックスやマッキンゼーにだっていけるかもしれないが、地方私大生には難しいだろうことは容易に想像出来る。

さらに、給与に格差をつけたらイノベーションが起こるというのもあまりに意味不明。なるべく給与に差をつけなかった20世紀後半の日本では、イノベーションは起こるべくもなかった、ということなのだろうか?現実は違ったような気がするのだが。。。


まあ、経団連会長殿は大企業であるキヤノンの会長様でもあられるので、ぜひとも自らの会社で直ちにご高説を実践してもらいたいと思うものであります。

そうすると、学生の努力の結果というのは要するに学歴(出身大学)であり、東大卒を初任給40万、早慶なら30万、中央なら20万とかしたらどうでございましょうか?

中央大学出身の会長様、ご決断を!(笑)


p.s.
このような人に「社会正義」などと説教をされたくないもんです。


「入社時から給与に格差を」経団連会長、フォーラムで2007年07月26日21時11分

 日本経団連の夏季フォーラムが26日、静岡県小山町で開幕した。約40人の財界人が参加し、初日は教育問題を議論。御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は、学生を成績や論文で評価し、入社から給料に格差をつける仕組みの導入を提案した。

 御手洗会長は、採用の改革について「平等に採用して会社では年功序列。競争の原理からほど遠く、イノベーション(革新)は生まれない。社会正義を平等から公平に変え、それに沿った学校教育、採用試験、給料体系にしないといけない」と呼びかけた。

 また、教育再生会議座長代理の池田守男・資生堂相談役が講演の中で、初等・中等教育現場の問題点を指摘し、学校選択制の導入やゆとり教育の見直しの必要性を訴えた。

ハゲタカファンド

2007年07月22日 | Weblog
定期的にチェックしてる日経BPのサイトに、こんな記事が出ていた

公的年金が「ハゲタカ」に変身したら

オタクアナリストの森永卓郎の記事で、政府の消費税アップの方針から、なぜだか年金基金がハゲタカファンドに・・・
しょうもないけど面白いです。

あと、こんなのも出てます。

企業も人も日本から逃げ出す「骨太方針」

こちらは、あの大前研一氏(コンサルの世界チャンピオンであるマッキンゼー社の元日本代表)の記事で、アベチャン政権批判です。

パフォーマンス

2007年07月07日 | Weblog
少し前に書いた社会保険庁のボーナス返上の件、読売がその内情を書いている。

ここ


やはり、アベちゃんのパフォーマンスでした。


ところで今日の読売15面に、先日亡くなった宮沢元首相を偲ぶ記事があった。
それによると、宮沢氏は「知性なき人には容赦がなかった」そうで。

彼は、アベちゃんをどのように評価していたのだろうか?